この価格帯のチリワインでは断トツで美味しい「ル・ディス・ド・ロス・ヴァスコス」を飲みました。
ボルドー最高の赤ワインを造るシャトー・ラフィット・ロートシルトが、南米チリで挑戦を始めたのがロス・ヴァスコスです。
ロス・ヴァスコスのエントリーレンジは、スーパーで1000円台で売られていますが、今回テイスティングするル・ディスは、トップレンジになります。
ル・ディスは、素晴らしい品質のカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫出来た年に限り、「エル・フライレ」と呼ばれるテロワールで育つ、樹齢70年強のブドウ樹から、厳選して造られています。
それでは、テイスティング・コメントにいってみたいと思います!
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、カルメネール 10%、シラー 5%です。
色は、かなり深みのある紫色です。
香りは、赤果実の濃縮なアロマ、甘いバニラやチョコレートの芳醇な香りが強くします。
力強く複雑さの溢れる味わいがします。そして、アルコールが強めに感じられ、果実の甘味が強く際立っています。
繊細かつ強固で、たっぷりとしたタンニンが感じられます。
長くまろやかな余韻のあるフィニッシュは、チリにおけるボルドースタイルの代表銘柄の1つと言っていいかと思います。
価格はチリのアルマヴィーヴァやチャドウィックなどと比較しても、3000円台後半であれば、お手頃感はあると思います!
この値段で、ラフィットのテイストを味わえるというのは、本当に貴重です。
2011年がパーカーポイント92点、2012年でジェイムス サックリングも高得点を獲得しています。
2014年も時期が来れば、また高評価になると思いますので、手に入れるなら今のうちにかな。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!