新しい門出を祝うワイン「ニュービギニングス・クラシック・ドライレッド・ピノタージュ」を飲む

新社会人、結婚、昇進、異動、転職、送別、卒業、退職などの新しい門出を祝うワインの贈り物に選ばれる「ニュービギニングス・クラシック・ドライレッド・ピノタージュ」を飲みました。

1997年に南アフリカの労働者達は「クレイン・ビギン」という協同組合を設立して、自分達のオリジナルワイン「ニュービギニングス」を造り始めました。

そして翌年1998年、遂に南アフリカ史上初の黒人生産ワインが誕生し海外にも輸出されるようになりました。

ただ、アパルトヘイト体制が敷かれていた当時、黒人労働者にお金ではなく現物支給する「ドップシステム」と呼ばれる方法で労働報酬が支払わることもあったようです。

賃金の代りにワインを受け取っても売る相手がいないワイナリーの黒人労働者のなかには、自分でワインを飲んでしまい、アル中になったり身体をこわしたりする者もいたそうです。

アラン・ネルソンは「ドップシステム」を廃止し、ワイン造りで収入を、得られるように全力でサポートしたそうです。

そんな遍歴を経て、今ではこんなに素晴らしいワインを造り、世界を魅了しています!

どんな困難にも打ち勝つ事を証明したワインを、新しい門出を祝うプレゼントにしてみると喜ばれるでしょうね!

ニュービギニングスのエチケットは、この男性2人のラベル(スキッパー兄弟)の一人が亡くなったことから、家族を幸せにしていきたいとの想いが込められた新ラベルに変更されました。

しかしこの度、1998年デビュー当時のラベルで限定復活しました!

これもニュービギニングスですね!

では、お味の感想です。

香りは、プラムや干しプラムを思わせる果実香やチェリー、チョコレート、オーク樽からくると思われるハーブのような爽やかな木の香りがします。

比較的豊かな酸とミネラルに富み、適度な骨格を感じ、タンニンは、僅かに収縮するものがあるものの、シルキーで柔らかいイメージです。

時間の経過で、いちごジャムとトースト香がフンワリと顔を覗かせます。

スパイスの風味も加わり複雑に表現されたワインに仕上がっています。

最初はしっかりした飲み口を感じますが、優しく飲みやすくピノタージュの入門的なワインです。土臭さは、あまりしません。

それでいて、リーズナブルな価格の中では、飲みごたえもあるワインかと思います。

ワイン単体で楽しむというよりは、食事と合わせるタイプかなと思いました!

いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!

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