宮崎県都農(ツノ)町の辛口微発泡ロゼの「都農ワイン・キャンベル・アーリー・ロゼ・ドライ」を飲みました。
以前、都農ワインのシャルドネを飲んだ時に紹介した通りは、都農は雨の多い土地なので早熟種で病害に強い品種が栽培の一つの条件だったそうです。
その点、キャンベル・アーリーは土地は余り選ばず、早熟種である事から、育成の際のリスクが低く、病害にも強い品種である事から、都農に気象条件に合う品種だと言えます。
今回コメントするワインのブドウ品種であるキャンベル・アーリーは、英国ワイン百科のワインレポートで、最も興奮した世界のワイン百選に選ばれたことがあり、世界にも認められた品種なんです。
ちなみに、その時日本から百選に選ばれたのは、メルシャンの桔梗ヶ原メルローと北信シャルドネと、このキャンベル・アーリー・ロゼの3銘柄でした。
このワインのエチケットの下の方には、尾鈴連山と日向灘の海岸に舞う一羽の鳥が描かれていて、このワインを作っている宮崎県都農町の景色なんだそうです。
台風の通り道に当たる宮崎ですが、雨量が多くても、土を健全にすれば、病害も起きにくくなり、自然の摂理が全ての生き物を共生させてくれるという考えの基にブドウ栽培をしています。
ちなみに2016年は7月、8月と安定した気候が続き、豊富な日照のおかげで、着色も進み、熟度の上がったブドウを収穫できたそうです。それではどんな味わいか飲んでみたいと思います。
色合いは、バラ色のハツラツとした鮮やかな赤です。
香りは、摘みたてのフレッシュなイチゴやアセロラっぽい香りが強く感じられます。また、リンゴやミントといった複雑な香りも感じ取れます。
味わいは、爽やかな酸味が口全体に広がります。アセロラのニュアンスが強烈です。そして、アルコール度は低く、キレのある味わいが印象的です。果実味が豊かでフレッシュ感があります。微発砲で爽快感もあります!
料理の味を引き締めるのに役立ちそうです。意外と酸味の強い魚料理とも相性がよさそうです。
アセロラ、イチゴの感じが強いのですが、甘さは控え目で、むしろドライさが前面に出てきていて、飲むと甘くないので男性も楽しめると思います。
夏にきりっと冷やして飲むと良さそうです。アルコール度数も低めかと思いますので、サクッと一本飲んでしまった。笑
なんか、氷結アセロラ味Strongみたいなイメージです。(あるのか分かりませんが。。。笑)
キャンベル・アーリーというと甘口かなと思っていたのですが、辛口が有ったので是非飲んでみたいと思い購入しましたが、和食にも合わせやすさもあり中々面白い一本だと思いました。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!