悠久の歴史を刻んだ大地から造られたワインには、どことなく妖艶さがただよう「ヤルデン・メルロー」を飲みました。
今回のワインは松屋銀座の試飲会で出会い、力強さと妖艶さにほれ込み購入したものです。
イスラエルはキリスト教の発祥の地で、ワインの発祥の地とも言われています。
今日のワインを造っているゴランハイツワイナリーは、比較的新しいワイナリーですが、最先端を行く科学技術と伝統的な醸造法を組み合わせることにより高品質なワインを数々生み出し、数々の賞を受賞するなど国際的に高い評価を受けている注目のワイナリーなんだそうです。
イスラエルのワイン醸造の先駆けは1990年前後で、深みのある濃厚なボルドータイプのワインで知られるマルガリット、イスラエルの高級ワインの代名詞であるドメーヌ・デュ・カステルで、これらのワインがけん引役として海外で高く評価され、高価格で取引されるようになり、ワイン産業が成熟を遂げてきたそうです。
それから今日まで小規模なブティック・ワイナリーのブームが起きているとのことでした。
それではイスラエルワインのテイスティング・コメントに行ってみたいと思います!
色は、濃縮感を感じさせる深いガーネットです。
香りは、熟したベリー、プラム、カシスの香りが感じられます。また、オークなどの非常に濃厚な樽由来のヴァニラ香が層を成して、土っぽさや、枯葉の香りが鼻に入ってきます。
味わいは、メルローにしてはタンニンがやや強めですが、ふくよかで柔らかさも感じられ、力強さもあります。この辺はフランスよりもパンチがあり、アメリカっぽさがあります。
時間が経つとフルーティさが増してきて、ジャムっぽさや、ブルーベリーのような香りを感じます。
力強さがありつつ、柔らかいタンニンが口の奥に広がり、とにかく存在感があります!
しばらく置くと香りが驚くほどに華やかになります。まるでバラ園にいるよう。笑
ボルドーのサンテミリオンやポムロールを力強くしたイメージです。この妖艶なワインは、サンテミリオンと勘違いする人もいるのではないかという出来栄えです。
しっかりタンニンがあるので、肉料理にもしっかり寄り添えう懐の深さもあります。
とにかく一度飲んでみてください。コスパ以上にワインの緻密さに驚くのではないかと思います!!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!