裸の女性が自転車に乗って、飛んでいる斬新なデザインのラベルが話題の「サイクルズ・グラディエーター・ピノ・ノワール」を飲みました。
2004 年にリリースされたこのブランドは、元ハーン・ワイナリーの醸造家アダム・ラザールの手によって生まれました。
ラベルはベル・エポック時代の現存するポスターで、そこに描かれている自転車は当時の発明の象徴みたいな位置づけ。
羽の生えた自転車に乗っている妖精の神話的なイメージが、畑の優雅さと束縛されない美しさを連想させるように描いたそうです。
ちなみに1871年から1914年の40余年間は、ベル・エポック(よき時代)と言われ、ヨーロッパの歴史の中でももっとも魅力的な時代のひとつです。
この時代は新しく非凡でセンセーショナルな物を求め始め、自由や幸せな感情に駆られました。
芸術や詩が伝統的なものから現代風に移った歴史的に偉大な移行が、このベル・エポックの時代に起きたのです。
パリでは目に見えるアーティスティックな商品やエンターテイメントの広告ポスターが生まれたそうです。
ワイン自体はハーン・エステートが作るセカンド格にあたるワインになります。
それでは、テイスティングコメントです。
色あいはレッドで、香りはひたすらチェリー感があり、生き生きとした果実味を持ち味とするフレッシュでジューシー。
チェリー以外には、クランベリー、バニラっぽいアロマを感じさせられます。良く言えば口当たりはビギナーにも難しさを要さず、飲み疲れをさせない味わいかもしれません!
それと紅茶のフレーバーも少しあるかな。まあ、甘さが勝ってる感じもするけど、おいしいですね。
1000円台後半で購入可能なカリピノ。軽やかで果実味が豊富な典型的なカリフォルニアン・スタイルは、ハズさないテーブルワインの出来としては、呑んでおく価値があると思います!!
雑誌ワイン王国でも「3000円以下のお値打ちピノ」最高ランク4つ星にも選ばれてますので
カリフォルニアの束縛されない大自然の美しさが表現された芸術作品を味わってみてはいかがでしょうか!?
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!