気持ちの良いハレの日に飲むのに最適な「ソアーヴェ・クラシコ・ピエロパン」を飲む

イタリアのソアーヴェ造りの名手の「ソアーヴェ・クラシコ・ピエロパン」を飲みました。

ソアーヴェは、イタリア・ヴェネト州のヴェローナから東にあるソアーヴェ村付近のワインです。

ソアーヴェはガルガーネガ種、トレッビアーノ種を用いた辛口白ワインで、収穫から1~2年の間で飲む早飲みタイプのワインが多いのが特徴です。今日飲んだピエロパンも両ぶどう品種を使用しています。

かつてソアーヴェは、世界的に名が売れだすと、品質を二の次に大量生産へ走り出すワイナリーが後を絶たたず、味、品質が落ち、単なるフレッシュで軽いワインの代名詞とも言われ低迷した時期がありました。

そんな中でも、このピエロパンは畑にこだわり、磨き抜かれた技術で高品質のワイン造りを守り抜き今の地位を獲得しました。

また、ソアーヴェの高い評価を得ている作り手としては、ピエロパンは当然として、サンドロ・ジーニ、コルテ・アダミ、ベルターニなどが挙げられます。

それではテイスティングに行ってみましょう!

瓶の形状はアルザス地方を思わせるような細長い瓶です。エチケットは伝統を感じさせる紋章の柄と葡萄が描かれ、シンプルでクラシカルな感じが素敵です。

セパージュはガルガーネガ 85%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ 15%です。

色は淡い輝きのある麦わら色です。香りはフレッシュな果実香が中心で、メロン、青リンゴが最初に香ります。そして、後からグレープフルーツ、白い花、柑橘の皮、瑞々しささえ感じるほど爽やかなミネラル香、青っぽい草のニュアンスが特徴的です。

果実味のおかげで、酸のボリューム感が目立たなくなっていて、ボディの厚みがバランス良く作られているタイプだと思います。

酸味と新鮮な果実味のバランスが良いので、魚介類など素材を活かした料理に非常に良く合うと思います。特に甲殻類なんかは生でも、グリルでも非常に相性が良いです。酸がそこそこ感じられるので生牡蠣もいけるかも。
気持ちの良いハレの日に、そよ風が吹くテラスで飲みたい一本です!

いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!

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