なかなか綺麗なアルバリーニョの「ベイガス・デ・パドリニャン・アルバリーニョ」を飲みました。
今日はスペインの西北、ポルトガルの北にあるガリシア州のリアス・バイシャスのワインを飲んでみたいと思います。
こちらのワイナリーのオーナーのラディーオ・マルセロは個人所有の2.5haの畑で、自家消費用のワインを自宅のガレージで造っていました。そのワインを気に入って買っているフランス人が、もっと欲しいと言われ、他のレストランからも欲しいという声がありました。
そこでマルセロはセラーを建設して、2003年にアデガ・エイドスを設立するに至ったそうです。
リアス・バイシャスは、高温多湿の気候なのででアルバリーニョが多く栽培されており、特にカンバードスで多く栽培されています。ブドウ耕作面積は2700hにおよび、180ものワイン醸造業者が生産にあたっている大ワイン産地です。
それではテイスティング・コメントに行ってみたいと思います。
色は、淡い黄金色です。
香りは、青リンゴ、桃、レモンの皮、柑橘系の酸を感じるグレープフルーツ、ハーブのニュアンスが感じ取れます。また、白胡椒も香ります。ヴィオニエっぽくエレガントさがあって、かつ果実味がしっかりとあるので単体でも楽しめます。
味わいは酸が高く、アルコール度も高くてミネラリー。フレッシュな口当たりで熟したアルバリーニョの果実味が心地よくスイスイ飲める美味しさが好印象です。
丁寧な選果と樹齢80年という古木からとれたぶどうで出来たワインは広がりがあり、口の中で調和がとれています。
和食や魚介類に合うので日本で飲むにはもってこいのワインだと思いました!
日本でも雨が多く、暑い関西の南側、九州の南側などでも良く育ちそうなブドウ品種です。今後日本でも栽培されることが多くなってきそうな注目の品種でもあります!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!