新進気鋭のエレガント・ワインの造り手「サンタ・バーバラ・カウンティ・タイラー」を飲む

クリーンさとエレガントさを併せ持つ「サンタ・バーバラ・カウンティ・タイラー」を飲みました。

こちらのワイナリーは、2005年に設立したばかりのワイナリーで、ワインのコンセプトはクラシックなアプローチで、モダンなワインを目指しているようです。

サンタ・リタ・ヒルズのぶどうをメインに、サンタ・マリア・ヴァレーのぶどうをバランス良くブレンドしています。

この郡で最高のぶどうを用いて生産するために、この様な作り方が良いと判断されたそうです。

2005年に設立して、既にワインアドヴォケイト90点を叩き出しているので、今後の活躍が目に浮かぶ様な生産者だと思います。

それではテイスティング・コメントにいってみたいと思います!

外観は、輝きのあるグリーンがかった淡いイエローです。粘性はやや高いです。

香りは、バッチリ開いていてライム、青りんご、シトラスの花、チョーク、貝殻、鉛筆の芯の香りがあります。香りだけならシャブリを思わせる造りです。ただ、アメリカらしいコッテリとした果実の風味が乗っています。

味わいは、溌剌とした果実味と爽やかな酸味が美味しいバランスを形成しています。

蜜のような舌触りと幾層にも重なった果実味があり、余韻にほろ苦み、そして涼しげな酸が引き締めてくれて、これ造り手がワインに求めるストーリーなんでしょうね!

熟成感熟があり、まとめ方はきれいです。そして余韻もしっかりあります。

このワインは新樽比率10%以下の樽で、発酵、熟成をさせ、澱の上で約12ヶ月熟成させたてから、タンクで更に数ヶ月熟成させてボトリングするそうです。

アメリカっぽい樽樽している感じはなく、バランスが取れていて、一歩引いている樽の使い方は非常に好印象です!

相性料理は、ハム、ソーセージにマスタードを添えたものや、ソースを使った白身魚などが良いでしょうか。

アメリカにも、こんなエレガントかつパワフルな味わいを持つワインがあるなんて楽しい限りです!!

いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!

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