南アフリカで最もエキサイティングな造り手が生み出した「フュールバーグ・リザーブ・レッド 2014」を飲みました。
今日飲むワインを造っているドノヴァン・ラールは、南アフリカで今最も注目を集める醸造家です。
雑誌デキャンターでは、南アフリカで最もエキサイティングでヤングなタレントと評価されています。彼の名を取ったブランドのラールはティム・アトキンのリポートで1級格付けを獲得しています。
それではテイスティング・コメントに行ってみたいと思います。
セパージュはプティ・ヴェルド 46%、カベルネ・ソーヴィニヨン 40%、メルロー 14%です。
南アフリカでボルドーブレンドのワインは結構見かけますが、プティ・ベルドが主体のワインは割と珍しいかもしれません。
色はやや濃いガーネットです。
香りは鮮烈なカシスの果実味やブルーベリーなどを思わせる果実香がします。また、ミルキーな風味と、チョコっぽさがニュアンスとして感じられます。また、バラの花などの華やかな香りもあり、複雑さも併せ持っています。
味わいは果皮の華やかな香りと、樽のニュアンスが最も強く感じられます。ボディはシッカリ目ではありますが、カベルネ・ソーヴィニヨンの青っぽさを感じないところがプティ・ヴェルドっぽさなのか???
旨味がたっぷりあって、酸は穏やかです。タンニンはほどよく、しなやかで果実味に満ちています。いずれにしても果実のボリュームがあり飲みごたえ抜群なところが、個人的にすごく気に入りました。
今後、熟成させると複雑味が出て、更に奥深さが出てきそうで期待できるポテンシャルの高い一本です。
力強く、最後の一口までだれない味は、きびきびとした運動部の部員のようなイメージです。分かんないか。笑
イタリア名物の肉料理ビステッカと一緒に飲んで、食べてみたい!フォトジェニックなビステッカのビジュアルを楽しみつつ、このワインを楽しむ!そんなシチュエーションで味わうのがオススメです!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!
【赤ワイン】【南アフリカ】フュールバーグ・リゼルヴ 2014「フルボディー」