伝統の江戸前天ぷらと至福の時間が味わえる「天秀(てんひで)」に行ってきました。
新宿西口から徒歩数分。青梅街道を歩き1本道を入ると、ビルとビルの間の真っ直ぐ先にこちらの店舗が見えます。
何か、神秘的なものさえ感じるたたずまいです。笑
こちらのお店は、1988年に新宿で創業した天ぷら店。小田急百貨店の一画にある1903年創業の「天兼」と同経営なんですって。
ランチメニューは4種類です。
一瞬、敷居が高そうな店構えですが、中に入るなり「いらっしゃいませ!」と気持ちの良い挨拶。
店員さんの応対も良いです。安心させてくれる空間がありました。
席はカウンターと座敷がありますが、運良く一席だけ空いていたので、直ぐのご案内でした。
いかにも天ぷら屋といった感じの良い雰囲気です。
すぐに、ほうじ茶と漬け物とおしぼりが、提供されます。
味噌汁は、手抜かりなく、しっかりしたお味で、おいしいね。
天ぷらをカウンターで手際よく揚げていて、数分で到着します。
油は胡麻油にサラダ油をブレンドした油との事
江戸時代から続く伝統製法 王締め絞り。
提供されたお重の中には「海老2本」「キス」「アナゴ」「さつまいも」「なす」「紅しょうが」「たまねぎ」が入っていて具がぎっしりという印象。
この品数だったら、チェーン店のてんやでも1000円は超えると思われます。笑
味は、天ぷらを一度タレにくぐらせてあるのでしっかりと味がついています。
表面は少ししんなりしていますが、食べるとサクサクとして程よい固さですね。
海老は小ぶりですけど、エビの味が濃い感じがして非常に美味しいです。
次はアナゴ。こちらはフワッと揚げられていてとても美味しい。
キスも同様にフワッと揚げられています。
ナスのジューシー感、さつまいものホクホク感は最高です。
紅しょうがは、関西ではおなじみの食材。
独特の酸っぱさが口をサッパリさせてくれますよね。紅生姜は大好物ですが、まさか天重に入っているとは意外でした。
いや、感動でした。思わず笑みがこぼれました。
この甘さと旨さは何なんだという素材感、そして絶妙過ぎる火の通し具合、素材の旨みも活かされていて全てがエクセレントです!
仕上げのデザートのオレンジも、カットが入っていて食べやすかった。お口直しに最適です。
たった20分ほどの滞在ですが、どれをとってもひとつひとつの天ぷらが丁寧に仕上がり、とても贅沢なランチのひと時を堪能できました。
帰る際も、ご主人の挨拶が気持ちよかったです!
また会いにくるぜ、じゃあな!
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