設立直後に英国のデキャンタ誌が、ブラインド試飲による評価で世界最高のシャルドネと評された造り手がリリースした「プレリュード・ヴィンヤーズ・シャルドネ・ルーウィン・エステート」を飲みました。
ルーウィン・エステートは、カリフォルニアのロバート・モンダヴィが高級ワイン造りに適した土地を探し、ルーウィンのオーナーとジョイント・ベンチャーでブドウ栽培をスタートさせたことが始まりです。
1980年ヴィンテージのトップレンジのアート・シリーズ・シャルドネは、世界最高のシャルドネのひとつとして認められています。
また、リースリング、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブランも高い評価を得ていて、アメリカのワイン&スピリッツ誌でも賞を獲得するなど、オーストラリアで高い評価を得ています。
それではテイスティング・コメントにいってみたいと思います。
外観は、輝きのある極めて澄んだイエローです。粘性は新世界らしく、やや高めの印象です。
香りは、リンゴの蜜、洋梨、アカシアなどの白い花のニュアンスがあります。また、新世界寄りの樽香、バニラ香が強くあります。フランスのそれとは違い、やはりアメリカ寄りです。
味わいは、酸とミネラルもしっかり感じられ、で旨味も乗っています。酸は非常にシャープで自然ですが、格調の高さや、構造や複雑さは無くて、本格派だけどカジュアルでフレンドリーー。
フランスの村名格と同じかと言われると難しい気もします。
ただ比較自体が意味をなさないような気もするので、コレはオーストラリア のマーガレットリヴァーを勉強する上ではなかなかのアイテムです。
ニューワールドのちゃんと美味しい樽のシャルドネと言うことだと非常にカジュアルなアイテムだと思います。
トップキュベのアーティストシリーズを、いつか飲みたいのですが、今の自分にはこれで文句無しです!!!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!