テロワール主義者と言われる造り手が南アフリカのエルギンで生み出した「キャサリン・マーシャル・リースリング」を飲みました。
こちらの造り手は、ブルゴーニュ、ボルドー、ソノマ、オレゴンなどのワイン産地で経験を積んで、エルギンでワイナリーを立ち上げました。
また、南アフリカ国内のいくつかの優良ワイナリーの下でも醸造に携わり、国内外の数多くの受賞歴があり、プラッターズワインガイド4.5星、ティムアトキン91点を獲得しています。
醸造ポリシーは、エルギンの土壌を把握し、可能な限りナチュラルなアプローチで醸造する不干渉主義者なんだそうです。
自身の名をつけたキャサリン・マーシャル・シリーズのエチケットは、ふくよかな女性の絵が描かれていて、とても印象的です。
先日開催したマスダさん協力のもとダイブトゥワインさんの試飲会でゲットしたアイテムです。
それではテイスティング・コメントにいってみたいと思います。
色は、輝きのあるイエローです。
香りはフレッシュで綺麗な果実味があり、青リンゴ、レモン、パイナップルを感じさせます。
また、ハチミツ香、強めに感じるオイリーな風味、白い花をイメージするフローラルな香りがあります。
味わいは、石灰質を感じるミネラルがあり爽やかで透明感を感じつつ、メリハリがあってしっかりした骨格のある素晴らしいヴィンテージです。万人受けする造りになっているかなと思います。
そして後味に果実の旨味と共に現れるグレーフルーツっぽい苦味と収斂性が心地よく感じられます。
不干渉主義のピュアなブドウの味わいからくるテロワールが感じられる一品です。
リースリングらしい軽やかなオイリーな風味が心地よく感じられ、膨らみがありバランスよいお買い得なリースリングだと思いました。夏に飲むのが、これほど合うリースリングも中々ないでしょうね!!!
以外にもアルザスっぽい感じもあって非常にコスパの優れたアイテムなので直ぐに売り切れそうです!
この作り手はきっとどれも好みだと推察しています!と思って、調べてみたらピノ・ノワールはすでに売り切れでした。とほほ。やはりこの手の造り手さんのワインはさっさと買わないと無くなっちゃうんですよねぇ。。。残念。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!