スペインワイン界のコノスルのような位置づけになりえるか検証がてら「シンフォニア・テンプラニーリョ」を飲みました。
今日飲んだシンフォニアのラベルには、視覚的な楽しみと、ワイン自体を楽しむという2つの喜びを届けるという思いが込められているそうです。
シンフォニア・テンプラニーリョのラベルデザインのホルンは、豊かで、温かく、透明感があり、とても甘美で最低音のみ非常に重厚感のある音を奏でます。そして、フォルテの音色は高音域の演奏に比べると力強さや表現力が穏やかになります。しかし、力強さを強要されると、ホルンの音色は荒くなってしまいます。
優しく扱うと繊細にもなりうるし、過度な抽出をすると荒く激しくなる所がテンプラニーリョの特性に似ていると思います。
また、2016年にはリアルワインガイドで旨安大賞を獲得しています。
色は、黒みがかった濃い紫です。
香りはブラックベリー、プラム、少し若葉っぽい香りがします。また、ほのかにスパイスっぽいニュアンスも感じられます。ただし、香りの立ち上がりは弱めだと思いました。さすがに価格以上のものは感じ取れませんでした。
味わいは、それなりにタンニンも感じますが、どうしても安ワインの”それ”にしか感じ取れず。若いテンプラニーリョは少し荒いイメージがあったのですが、特徴もなくただ飲みやすいってだけ。
1000円以下なのでやはり値段相応ですが、普段飲みで食事と合わせて使えると思います。
チリのコノスルほどの味、コスパかと問われると、そうでもないかなと思ってしまいます。この値段感だとコノスルの良さが、逆に目立ちますよねぇ。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!