膨大な設備投資で、最新の設備と技術を駆使して造られた最高品質の「カブルニオ・テヌータ・モンテティ」を飲みました。
テヌータ・モンテティは、イタリア元閣僚がイタリアのトスカーナで夢を実現したワイナリーです。
ワインのブレンドは、数人でブラインドテイスティングを行い、議論しながら1%の比率まで考え決定するそうです。収穫年の個性にあわせることを意識してワインを造るこだわりっぷりです。
初のヴィンテージは2004年ですが、その2年後から高評価を獲得しています。
ワインアドヴォケイト誌では、2009年が91点、2008年が92点、2007年が91点、2006年が90点と安定しています。ヴェロネッリ誌、ガンベロ・ロッソ誌でも同様の高評価です。
それではテイスティング・コメントです。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン 55%、アリカンテ・ブーシェ 20%、メルロー 15%、カベルネ・フラン 5%、プチヴェルド 5%です。
色は、濃い紫色です。
香りは、カシス、スミレ、ブラックベリーの果実香がします。また、煙、バニラ、チョコ、鉱物を感じるミネラルなどを感じます。
味わいですが、口の中に凝縮した濃い果実味がたっぷり広がり、バランス良い味わいが印象的です。アルコールを強く感じてボディ感も十分です。少しタンニンがザラつき、収斂性があります。
スケールが大きく、余韻が長くあり、凝縮した濃い果実味が長く口の中に残ります。
こういうのは、もう少し熟成させたら面白いアイテムだと思います。
ボルドースタイルのトスカーナのワインも結構出来が良いですね。優れたコストパフォーマンスも魅力です。
エレガントで、インパクトを抑えたトスカーナワインも個人的には魅力を感じるので、今後もチェックしていきたいと思います。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!