糖度が上がり過ぎてキャンティを名乗れなくなった規格外の「シル・パッソ・トスカーナ・ロッソ」を飲む

エピソードで規格外のモンスターワインと喧伝されている「シル・パッソ・トスカーナ・ロッソ」を飲みました。

サッシカイア、ソライアを超えるルカマローニ 98点を叩き出したシル・パッソは、スーパートスカンのサッシカイア、ソライアが2016年度に97点より上回っているので、1000円台としては偉大なワインと言うのが、インポーターさんの売り文句です。

さてさて、どうですかね。

色は、黒紫がかったルビーレッド。粘性は非常に強く、まるでリキュールのようです。

香りは、ブラックチェリー、スミレ、バニラ等の若々しい果実香が感じられます。

サンジョベーゼらしく強いアタックで、濃縮された果実味。アルコールのボリュームは大きいが、残糖感がカナリあり甘さが勝ちます。

陰干しブドウで醸造する手間をかけた造りが糖度の高さに影響しているのでしょうか。

ボディの厚みは無く、ストラクチャーは感じないミディアムボディ。 それほど余韻も無し。

コストパフォーマンス重視であればアリな方もいるでしょうが、呑助の私には少しアンマッチなワインでした。。

上級アマローネを彷彿させるボディだとか、言われていますが、個人的にこれほど合わないのも久しぶり。勉強になりました。

もう少し、寝かせると良いかもね!

いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!

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