味と値段に納得感を感じられた「ラステンバーグ・ステレンボッシュ・シャルドネ」を飲みました。
少し南アフリカは遠ざかっていましたが、久しぶりに納得感のあるシャルドネをいただいたのでレポートします。
ラステンバーグは、南アフリカのステレンボッシュ北部に位置していて、北東のシモンズバーグと南側のエルダーバーグの斜面に畑があります。
標高の高い冷涼な畑で栽培された葡萄で造られていることから、酸が特徴のワイナリーです。
ワイナリー自体は、結構代替わりをしていて、ジョン・エックス・メリマンと従兄弟のジェイコブ・バリーがこの素晴らしい畑とワイナリーを再生します。
そして、1941年からピーター&パネラ・バロウ夫妻が所有します。そして1987年より彼らの息子で現在のオーナーであるサイモン・バロウが継承しています。
それではテイスティングコメントです。
色は、色合いの濃いレモンイエローです。
香りは、しっかりめの青りんごやパイナップル、レモンなどの柑橘類の果実味と樽由来の風味をよく感じます。分かりやすい樽の香り立ちが感じ取れますが、ちょっと樽が強いと思うかもしれませんが嫌味はありません。。
そしてナッティーでオイリーな香りを感じます。また、クリーミーな要素を感じる事が出来ます。
味わいは、蜜のような熟した果実味の甘味があり、口当たりはフレッシュ感もあり生き生きとした酸味が感じられます。コクのあるしっかり厚みのある味わいです。
余韻は、アルコール感がしっかりとあり、トースト香、レモン、グレープフルーツなどの香りが鼻から抜けていく感じが心地いいです。
なめらかでクリーミーな味わいで、程良いボリューム感もあるエレガント系ワインです。
幅広いお料理とのマリアージュがお楽しみ頂けると思います。
例えば、クリームシチューや鶏肉のソテー、バターを使ったシーフード料理なんかに合うと思います。
3千円台で購入が可能ですが、デキャンタ95点、ワインアドヴォケイト91点と高い評価を得ていますし、個人的にも、味、値段において非常に納得感があると思った一本なのでおススメします!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!