ワインエキスパート試験を独学で一発合格したい人に向けた体験記

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目次

合格体験記の目的

この合格体験記は、これからワインエキスパートやソムリエの資格試験を受験する方に、私が経験したことを皆様にお伝えして、少しでも一発合格できるように網羅的に書いたものです。

勿論、すべての方に役立つかは保証出来ませんが、まったくの素人でも、このような方法で対策すれば合格できるよ!ということを知っていただき、少しでも参考にしていただければと思っています。

この合格体験記は最初から読んでも良いですし、好きなところから読み進めていただいても構いません。

ご自身が役立ちそうと思った所だけでも良いので、参考にしていただければ非常に嬉しいです!!

それでは始めます。

ワインエキスパート試験を受験する経緯と目的

私は神の雫というワインの漫画と出逢い、趣味でリーズナブルなワインを細々と楽しむ、ただのワイン好きでした。

しかし、当サイトを運営していくことで、さらにワインのことが知りたくなり、体系的な知識を習得する方法がないものかと思うようになりました。

インターネットで色々調べたところ、民間資格として日本ソムリエ協会(JSA)が認定するワインエキスパート(呼称資格認定試験)という資格があることを2018年12月末に知りました。

ただ、その時は仕事もあるため、勉強時間を確保することに対して覚悟が持てず、取得するべきか一カ月ぐらい迷いました。

また、ワインエキスパートは、ワイン愛好家の資格という位置付けなので、達成感があまり無いのではないかと妄想していました。笑

しかし、3次試験の実技試験が無いこと以外は、ほぼソムリエと同じ試験(厳密には2次試験はテイスティングのアイテム数が異なります)ということを知り、合格に求められるワインの知識、テイスティング力は、概ねどちらの資格も同等のレベルという事が分かり、無用な妄想は止めました。

そして、体系的な知識を得ることを目指すとともに、ステップアップして違う世界を見てみたいという好奇心が勝って、2019年1月末に受験することを決めました。

そして、受験するからにはワインエキスパート試験に絶対合格すると決意しました!

独学で勉強するのか、ワインスクールに通学するのか

独学で勉強するのか、ワインスクールに通学するのかは、正直迷いました。

私はワインの経験値がまだ浅く、周りに詳しい方がいなかったこともあり、ワインスクールに通った方がいいのではないかと最初は思いました。

また、職場は都内なのでワインスクールに通うことも可能でした。

どちらが良いのかメリット・デメリットを比較して、選択をすることにしました。

ワインスクールのメリット・デメリット

ワインスクールのメリットは、経験豊富な講師が教本から重要、かつ試験に出るところをピンポイントで教えてくることだと思います。

また、ソムリエ、ワインエキスパート試験は、ある程度の難易度のため、試験勉強を続けていると、人によっては途中で心が折れそうになることがあると思います。そのような場合でも、スクールの講師や仲間が、心の支えとなり頑張れることもあるはずです。

また、テイスティングについては特に周りに有識者がいないと、独学で身に着けるのは難しいです。

一方で、ワインスクールに通うデメリットをあえてあげるとしたら、費用が比較的高額になるという点です。

大手のスクールでは、1次試験対策で約半年で約13万円前後の費用が発生するそうです。

ただし、1次試験対策の講義後に数種類のテイスティングが毎回できるスクールもあるので、一概に高額とも言えず、悩ましいところです。

スクールに通えば至れり尽くせりなので、スクールに通うのが王道なんでしょうね。

独学のメリット・デメリット

では、独学についてまとめてみたいと思います。

独学のメリットは時間に縛られず、自分のペースで勉強を進めることが出来ることが大きいです。

社会人の一番重要なリソースは時間だと個人的には考えています。

デメリットは最新情報の入手が難しいこと、有識者の知見が得られないことではないかと思います。

1次試験のCBT試験は情報戦です。試験情報を第三者に公開することは禁止されていると思うのですが、ワインスクールのネットワークを活かして受験者間で情報は共有されているのではないかと推測しています。

情報戦をどう戦うのかは各人次第です。

結論

メリット・デメリットを色々整理しましたが、1次試験対策は、どちらの勉強方法でも最終的に暗記は自分で取り組む必要があるので、勉強時間を確保すれば、独学でも充分対策できると判断しました。

1次試験対策においてはワインスクールに通学しても、結局は自分で覚える必要があるので、時間がもったいないと思ったのが正直なところです。

また、1次試験対策としてのワインスクール費用は内容を見た限り高額とは思いませんが、2次試験対策の自主練習のワイン代とかも考えると、1次試験対策であまり費用が発生しないようにした方が、精神衛生上も良いかと思ってます。

どちらを選択するのが、ベストなのかは人によるので、個人の事情や適性等を踏まえて、判断することになると思います。

ここは色々な考え方がありそうですが、独学で進めるのは選択肢としてはアリだと思います。

受験勉強のスケジュール

ワインエキスパート試験の受験を1月末に決断してから合格までの間で、受験に関するイベントと1次試験対策、2次試験対策の勉強のスケジュールを図にまとめました。

勉強の実績で言うと、一次試験対策は2月から7月末まで、二次試験対策は8月から10月初旬までの期間に実施しました。

当初の予定では1次試験対策は、問題集を6月末で完了させ、7月は教本の読込みと弱点領域のブラッシュアップ期間として考えていました。

しかし、若干予定通りに進まないところもあって問題集の仕上げが、1か月程度遅れました。

また、私自身の仕事の話を言うと、土日祝日休みのデスクワークで残業は極端に多くはないものの、4月、6月は忙しさがピーク(受験を決意した時からわかっていた)だったので、少し前倒しで仕上げるように勉強計画を立て、実行したことが良かったと考えています。

ワインエキスパート試験の取得費用

独学だとワインスクールに通わないので、その分の費用は下がることからテキスト、問題集、2次試験対策のワイン代はあまりケチらないようにしました。

費用は大きく分けると受験費用、テキスト・問題集代、2次試験対策のワイン代、テイスティングに関する道具代、テイスティングセミナー代などになります。

全てを正しく記録出来ていないのですが、概算だと以下の費用がかかりました。

費目 個数 費用
受験料(1次試験 2回受験) 1回 29,760円
合格バッチ 1個 20,950円
1次試験 参考書、問題集、過去問 8冊 26,090円
2次試験 参考書 4冊 15,629円
ワイン代 40本 116,000円
小瓶 90本 6,732円
ワイングラス 6脚 3,120円
2次試験対策セミナー 2回 20,196円

ざっとですが、覚えている範囲でこの金額なので、個別に行ったワインショップの2次対策試験のテイスティング、デイリーユースのワインも含めたりすると、もう少し費用はかかっていると思います。

この金額を見ると、もしかすると尻込みする方もいるかもしれませんが、テイスティングのワインは試験までに飲みきれなかった物が10本以上あったのと、使用しなかった問題集があったので、もう少し効率的にやれば、お金をセーブできたと思います。

試験結果

結果としてはワインエキスパート試験に一発で合格することができました。9ヶ月弱ではありますが一定の時間と費用をかけたので、努力が形になったのは嬉しかったです。

1次試験結果

1次試験は2回受験の1回目、8月3日に受験して合格しました。

試験結果は、試験終了後にすぐ合否が分かります。ただ、点数は公開されません。試験中、7割ぐらいは取れてる感じがしたので自信はありました。2020年からは合否のほかに、判定結果がA、B、Cの3段階で記載されているようです。ちなみにAとBが合格、Cが不合格です。

試験会場は、漢字検定などを受けている方もいて、バラバラの試験を各自が受ける感じでした。

試験会場の予約は、皆さん勉強時間を確保する為に8月末を希望する方が多いと思いますが、非常に混雑します。

試験会場の予約は、直ぐにやる事をオススメします。締め切りを設定することで、やる気が出る、追い込まれるという効果もありますし。

それと、1次試験の受験日をあまり後ろにすると2次試験対策に時間が取れなくなりますので、なるべく早く受けるのがいいと思います。

私は絶対に受かるつもりでいたので、なるべく早く1次試験を終わらせる様にしました。

2次試験結果

ホテルニューオータニで10月9日に受験しました。会場は芙蓉の間でした。

白2品種、赤2品種、その他1種類と例年通りの出題でした。

白は2品種ともぶどう品種、生産国、その他1種類は正解でした。白2品種はコメントもほぼ正解したと思います。

赤は2品種ともぶどう品種、生産国は不正解でした。

最初の赤は正解がサンジョベーゼだったのですが、私の回答は熟成したフランス、ピノ・ノワールのイメージで回答していたので、コメントは割と合っていました。

赤2つ目は正解がオーストラリア 、カベルネ ・ソーヴィニヨンだったのですが、果実感たっぷりのサンジョベーゼのイメージで回答しました。少し外していますが、試験としてはまあまあかなと。

今年も比較的捉えやすく、王道を行く問題だったので試験中は焦ることは無かったです。ただ赤は2品種間違えましたけど、、、

合格したので良しとしましょう。

ワインエキスパート試験の1次試験対策

それでは、1次試験の対策としてやってきた事を所感と共に書いてみたいと思います。

近年の出題傾向

2018年からパソコン使ったCBT試験に変わり、問題の出題傾向が大幅に変わりました。

その傾向は今年も同様で、あらゆる国から万遍なく出題されていました。当然、フランス、イタリアは比率としては多いのですが、過去の試験よりは出題比率が下がっていると感じました。

私の時はボルドーの61シャトーに関わる問題は1題も出題されませんでした。結構驚きました!

そして近年、ソムリエ協会は日本を強力に推しているので日本はソムリエ教本を隅々まで読んでおきましょう。私が受験した時は日本でピノノワールの栽培が多い県はどこ?青森県というのが出ました。

東欧のワイン産地は、対策をしないと点を落とすと思います。対策は必須と思ってください。

また、今年はウルグアイが教本に追加され、2問しっかり出題されました。基本問題が出題されたので正解できました。

新規追加、大幅改訂の章も、必ず目を通しておく必要がありそうです。

相性料理、チーズもきっちり出題されるので、捨てていいという領域は、もはや無いと覚悟する必要がありますね!

試験問題は日本ソムリエ協会のメッセージです。昨年の傾向を5chの掲示板で眺めた感じだと、ワイン伝統国だけ勉強しても試験は落とすよ!という流れに変わってきていると考えて良さそうです。

対策方針

対策は幅広く抑えるという事を主眼に、スピード感を持って、ひたすら繰り返すという王道で最も辛い方法しか確実な方法はありません。

勉強方法

まずは勉強計画をたてる事をオススメします。仕事のピーク時期を見据えて勉強を進めないと挫折する可能性があったので、1次試験は前倒しで終わらせる計画をたてました。

そして、実際の勉強では、教本は何度も読まず、ストーリーと全体感を把握する為に使いました。

そして問題集を中心にひたすら繰り返しました。最初は何にも分からなくて、辛いと思います。でも、答えを読んで突き進みます。各問題集とも3周はやりました。更に一つの問題で間違いが2回以上あったものは、追加で2周やりました。

そして、仕事帰りに勉強をするモチベーションがない時は、YouTubeを聴いて暗記物に取り組んでいました。

さらにYouTubeにも飽きたら、iPhoneアプリで問題を解いてました。

メンタル面で言うと、私がお世話になった「ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ」の松岡先生が、よく言っていた言葉に何度も励まされました。

松岡先生の以下の言葉を心に刻み、日々少しずつ暗記物をクリアしていったのが懐かしいです!

「明日ではなく、今日少しだけでも頑張ろう」
「明日じゃダメなんです。今日やるんです。今日、疲れている(できない)人は明日も疲れている(できない)んですから。」

勉強場所

基本的には自宅、電車内、喫茶店、ジムでした。自宅、電車内、喫茶店では問題集を使って勉強しました。

ソムリエ試験の教本、テキスト、問題集は大判サイズの為、特に電車内で勉強するのは非常に苦労しました。特に朝は混むので、空いているスペースを探して勉強する様にしました。2020年からは電子版が配布されるそうです。良かったですよね!!

また、週末にジムに行った時は、YouTubeを聞いて暗記物を勉強していました。

皆さんも仕事、家事、育児、介護等様々な事情で勉強が難しい局面があるかもしれませんが、今はスマートフォンなどを活用すると、隙間時間を上手く活用出来るので、工夫してみて下さい!

個人的な希望を言うとするなら、教本は電子書籍があると、もっと活用できて勉強が捗るんですけどね。あれを持ち歩くのは凄く重くて大変だった。。。

使用したテキスト・参考書

私が1次試験対策に向けて購入したテキスト、問題集等を紹介します。

中にはあまり活用しなかった物や、結果的に未使用になったものも含まれます。

未使用になった物は、少しもったいなかったですが、1回目の試験に落ちた場合は使用する予定だったので、結果として使用する事態にならなくて良かったね!ということで、忘れることにします。笑

テキスト

テキストは下記のものだけで充分です。

これ以外のテキストに手を広げる必要性はありません。ただし、電子書籍に対応したテキストが今度出れば、人によってはそちらを採用された方が良いかもしれません。

  • テキスト名:日本ソムリエ協会 教本
  • 著者:日本ソムリエ協会
  • 発売日:試験申込後、最速で3月上旬
  • 値段:1次試験の受験回数に応じるが、2回の場合は29,760円
  • おすすめ度:◯
  • コメント:ワインエキスパート試験では通しで読む必要はないが、1次試験対策の仕上げ、歴史の流れなどの全体感を把握するために目を通す必要があります。なお、教本は受験費用に含まれているので、送られてきます
  • テキスト名:受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座
  • 著者:杉山明日香
  • 発売日:4月下旬
  • 値段:4,400円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:発売日は少し遅いが、最新のソムリエ教本をベースにしているので、発売後はこれをテキストとして勉強を進めました
  • テキスト名:WINEBOOK
  • 著者:田辺由美
  • 発売日:12月上旬
  • 値段:4,180円
  • おすすめ度:〇
  • コメント:ページ数が少ない為、3月末までは、この本をベースに全体を理解することが重要です。教本が出る前にいち早く発売されるため、前年度の教本の内容がベースになっています。発売日が早いのでしかたありませんが、最新の情報が反映されていないので注意が必要。

問題集

問題集は上から3冊は完璧に回答できるようにしました。もし一次試験1回目に落ちたら、残り2冊を仕上げる予定でした。

  • テキスト名:WINENOTE
  • 著者:田辺由美
  • 発売日:2月上旬
  • 値段:2,860円
  • おすすめ度:◯
  • コメント:難易度は最初に取り組むには少し高め。でも、これを一通り仕上げると、後々の勉強が楽になります。ただ、これだけだと試験には合格出来ないと思います。それと回答の誤りが少しありました。テキストとセットで使用される前提になっているので、回答の解説はありません
  • テキスト名:受験のプロに教わる ソムリエ試験対策問題集
  • 著者:杉山明日香
  • 発売日:5月中旬
  • 値段:2,860円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:発売日は少し遅いのですが、最新のソムリエ教本をベースに作成されています。回答を選べるようにするだけでなく、回答以外の選択肢についても解説が付いているので、それも理解する必要があります。問題の難易度は低いものの解説が詳細に書いてあり、分かりやすい。回答も含めて丸暗記するのがベストd(^_^o)
  • テキスト名:JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策 予想問題1500
  • 著者:植野正巳
  • 発売日:5月中旬
  • 値段:3,300円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:難易度、出題範囲の網羅度は、この問題集が一番良かったと思います。ただし、回答の解説が無いので最初にやるのは避けた方が良いと思います。ある程度の知識がついた段階で取り組んで下さい。私が一次試験を受けた時は、この中の問題が幾つか出題されました
  • テキスト名:覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集 1250問
  • 著者:藤代浩之
  • 発売日:5月初旬
  • 値段:3,300円
  • おすすめ度:-
  • コメント:私はこの問題集で勉強はしていませんが、比較的優しい問題が多い印象でした。受験者の評判は結構良さそうでした。
  • テキスト名:CWEワインの問題集
  • 著者:児島速人
  • 発売日:1月下旬
  • 値段:3,080円
  • おすすめ度:-
  • コメント:私はこの問題集で勉強はしていませんが、評判では難易度は高めとのことです。一次試験に落ちていれば、こちらから取り掛かろうと思っていました

過去問

過去問は以下の本を購入して解きました。ワインエキスパート以外の資格試験の情報が載っているので、息抜きにパラパラ見ると面白いです。

  • テキスト名:ワインとグルメの資格と教室
  • 著者:イカロス出版
  • 発売日:2月中旬
  • 値段:2,640円
  • おすすめ度:◯
  • コメント:CBT試験導入前の過去問なので、マストではありませんが実力試しに5月ぐらいにやってみる事をオススメします

1次試験対策の参考サイト

インターネットのサイトで一番見たのは、ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざです。

冒頭のつかみの文章で、松岡先生の過去の経歴、経験談、ソムリエとしての考え方など、飲食業界の方が読むと為になる文章が沢山あって面白いです。

また、メンタル面のサポート、時には叱咤激励などがあり、サイト運営8年目という事もあり、受験者の心情を慮ったお言葉が書き連ねられています。

1次試験対策で、要点をまとめた資料が公開されていたので、電車の中で身動きが取れない時は良く見ていました。

また、こちらのサイトの富田葉子先生はアカデミー・デュ・ヴァンの有名講師で、後でも紹介しますが、替え歌をYouTubeに公開していて暗記物のサポートもしていただきました。

こちらのサイトは、記事が膨大で細かな点を調べる時に使いました。少しマニアックな所まで書いてあるので、試験対策的には冗長なところがあります。

Google先生で調べ物をすると、結構このサイトの記載がヒットするので、試験範囲としてはかなり網羅されていると思います。

YouTube動画

  • Sommelier for free

こちらは勉強初期に何回も見た・聞いた動画です。勉強初期に学ぶ動画としては秀逸です。

中身は少し古いところも一部はありますが、独学者の勉強に、すごく役に立つと思います。

1.5倍速で何回も聞いて、この動画の内容を覚えてからというもの、勉強が捗るようになりました。

新世界の国は、少しまとめて話しているところがあり、内容はライトですがコレを全て理解する事で、一気に合格への道が開ます!

  • とみわいん.com

暗記物の手助けになった替え歌集です。アカデミー・デュ ・ヴァンで講師をされている富田先生が、テーマ毎に自作の替え歌を歌ってくれます。

途中のトークは長い物があるので、トークをカットしたものが、別の方が公開しているので、それを使う事をお勧めします。

1.5倍速で何回も通勤中に聞きました。中には原曲を知らない歌もあるのですが、それは替え歌が原曲と思って覚えました。

iPhoneアプリ

  • ソムリエ試験完全対策 カーヴ

勤務中の昼休み、帰宅中の電車の中とかで、暇つぶしがてらポチポチ解いてました。試験範囲に合わせてアップデートされていないので、内容は少し古いですが、解説も少しあるので良いと思います。

教本の使い方

昨年から教本を読み込む必要性が指摘されていたので、出題傾向を考えると教本は避けては通れないんだろうなと思っていました。

ただし、教本はページ数が多いので、エクセレンス呼称の試験を受けない方は、教本の読み込みは優先度を低くせざるを得ないと思います。

私は、参考書などでページ数が少ない国は、暗記項目がずらずら書いてあると、覚えにくいので教本を読んでいました。歴史、重要事項が分かりやすいと思ったからです。

試験を受けた感じだと、問題集で見た事がない問題は数問あったため、可能であれば目を通した方が良いです。

あくまでも最後の仕上げで読むなど、限定的な使い方が良さそうです。

CBT対策・準備

CBT用の対策は特段しませんでした。

過去に受験したCBTの資格試験を受けた時と操作性は全く変わりませんでした。

パソコンを使用した事があれば、全く問題ありません。

試験当日の模様

試験会場に行くと、荷物、携帯電話をロッカーに入れるように言われます。身分証明書を提示したら、受験するパソコンの座席を指示されます。

紙と鉛筆が入ったクリアファイルみたいな物を渡されます。試験中のメモ用に使って良いそうです。

ログイン情報をパソコンに打ち込んで簡単な説明と操作練習後に、テストを開始します。

全てマウスのクリックで回答出来ます。気になる問題には、マークをつけて、後で見直しが出来るようになっています。

最後に、終了ボタンを押すとすぐに合否が表示されます。試験中に合格するとは思いましたが、画面に合格と表示されてホッとしました。笑

辛い暗記作業の攻略法

正直言うと秘訣は無いです!キリッ

ただ、手で書いて覚える、読んで覚える、話したことを聞いて覚えるようにすると、比較的覚えやすいと思います。人それぞれなので、どれをチョイスするかは、アナタ次第です。

暗記は記憶の定着させることが全てなので、どんなに辛くても、何回も繰り返す事で、概要を抑え、次に詳細を抑えることができるようになります。

こうしたステップを踏むことで、記憶として定着し、少し時が経つとまた忘れて、また覚え直すということを繰り返していきます。これは誰もが同じ道を通るのです。

自分は記憶力が弱いとか思わずに、ひたすら繰り返す。このやり方以外に受かる方法はないと断言します!!

辛いです。でも、やるしか無いんです。やる事で必ず覚えられるのも確かです。

この試験は、特別な能力や技術を求められることは一切ありません。

最後まで、あきらめなかった方だけが合格する、そういう類の試験なんです!

ワインエキスパート試験の2次試験対策

2次試験の対策は、正直テキスト、書籍だけだと不安を感じると思うので、可能であればセミナーを単発でも良いので受けて下さい。

自分の感じ方とソムリエ協会の求める表現の差を理解して調整する必要があります。

そして、自宅の自主練習は勿論やるのですが、ワインショップの2次試験対策のテイスティングを活用するのも良いと思います!

地方などにお住まいの方は、セミナーなどの機会が少ないので、そのような場合は、テキスト・書籍とYouTubeをひたすら見て、勉強することをオススメします。

いずれにしても、ワインは2000円から4000円のワインを買い求めて、出来るだけ経験値を上げるようにして下さい!

求められるテイスティングのレベル

毎年、ブドウ品種を全て間違って合格される方がいるそうです。

また、反対にブドウ品種全問正解で不合格になる方がいらっしゃると聞いた事があります。

つまり、テイスティングコメントの外観・香り・味わいのコメントが非常に大切であることが分かります。

ぶどう品種を全て外しても、合格できるレベルという事を理解しておくと、少しは気が楽になります。

数ヶ月のテイスティングで、ワインが分かる事はないとプロの方が言っていましたが、試験なので、誰もが理解、納得できるルールに沿ってしか問題は出ません。

なので、コメントをある程度パターン化して試験対策をすれば、合格可能な難易度だと思います。

私は未だに自信なんか無い状態ですが、試験対策をやったお陰で受かっただけです。

なので、以降に書く対策を参考にして、正しい努力をすれば何とかなると思います!!!

近年の出題傾向

試験なので出題傾向を元に対策するのが、合格の近道となるのは想像される通りです。

まず品種の出題傾向を把握する必要があります。

白はシャルドネ、リースリングは過去20回以上出題されています。続いてソーヴィニヨン・ブラン、甲州、ミュスカデ、ゲヴェルツトラミネールがよく出題されます。

そして赤はシラー・シラーズ 、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールがトップ3を占めます。続いてサンジョヴェーゼ、メルロー、ガメイ、ネッビオーロ、テンプラニーリョ、マスカット・ベーリーAがよく出題されています。

上記以外のぶどう品種も1回ぐらいは、過去に出題されていますが、上記が基本品種になるので、これを徹底的に対策する事が求められます!

上記以外のぶどう品種や、過去に未出題のぶどう品種が今後出題される可能性はありますが、ぶどう品種を外してもコメントは取れるので、まずは他の品種には目もくれずに対策していきましょう!

対策方針

では、どうすれば良いのかですが、限られた時間の中で、すべての対策が出来る方は全部やって下さいとなりますが、飲食業界の方以外は中々難しいと思います。

では、効率的にやるには何を捨てて、何を身につけるかを取捨選択する必要があります。

あまり出題されない品種に、時間をかけることは無駄です。テイスティングはやり続けると嗅覚、味覚が衰えるので、1日で頑張れる範囲に限界があります。

なので品種を限定して対策する事が大事です!!一旦は白と赤それぞれ頻出の3品種を訓練する事が大事です。旧世界、新世界で特徴が違うので、特徴をつかむことを練習してください。

いつからテイスティング対策を開始するかですが、1次試験対策が最優先なので、ゴールデンウィーク後からぼちぼち開始すれば十分に間に合います。

正直、ちゃんとやるのは8月からでも試験に合格するレベルなら問題ないと思います。

ちなみに、私はその他リキュールは何も対策しませんでした。試験対策で唯一捨てたのはココでした。。。

流石にリキュール類を買い揃えるのが大変なのと、やる気が全く無かったのが捨てた理由です。笑

ただ、勿体無いので対策は可能な限りした方がいいとは思いますが、優先度は限りなく低いと思います。

勉強方法

テイスティングの勉強は、頭で理解する事と、視覚、味覚、嗅覚を使って体で理解する必要があります。

まず、頭で理解する部分は、テイスティング用語の意味を自分の感覚ではなく、ソムリエ協会の解釈で意味を理解する事が求められます。

書籍等で理解するのは、最初は難しいです。自分一人だけで勉強すると、さらに苦労されると思います。

なので、書籍だけ出なく、セミナー、YouTubeなどで用語の意味を理解し、用語選択のギャップを調整する必要があります。

そして体で覚える部分は、テイスティングの時に複数のワインを比較試飲することで、品種の違いを少しずつ理解する事ができるようになります。こうする事で、見えなかった品種特性が際立ってきて理解が進むはずです。

そして言葉で表現してみましょう。違っても大丈夫です。ワインを観察して、香り、味わいを感じ取り、表現する癖をつけてください。

一長一短にテイスティングを身につける事はできないと、ソムリエの方も言っているので、慣れの部分を大事にして、繰り返し続けるしか無さそうです。

いずれにしても、頭で理解、体で理解の二本立てで、テイスティングは勉強して下さい。

私自身、頻繁にテイスティングの才能がないなと何回も凹む事がありました。でも、それほど変わらないレベルの人が受ける試験だと思いましょう!

最後まで諦めない姿勢が合否を決めると思うことが重要です!

勉強場所

テイスティングは自宅の自主練習が中心でした。

都内のワインショップで9月から2次試験対策のテイスティングをやっているので、数回利用させていただきました。

その他には、ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざの松岡先生が主催するテイスティングセミナーに2回出席させていただきました。

使用したテキスト・参考書・ワインリスト

テイスティングを頭で理解する教材は、いくつかありますが、試験対策的には以下の6種類から選べば充分かと思います。
全部は必要ないので、ご自身で見てもらって好きなものを選べばよいかと思いますが、私の一押しはブラインドテイスティングの教科書、富田葉子のテイスティング虎の巻です。

テキスト

  • テキスト名:WINE ブラインドテイスティングの教科書 科学的アプローチからワインを理解して品種を当てる
  • 著者:鈴木明人
  • 値段:2,970円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:私が受験した時は発売されていませんでした。試験は受けませんが購入させていただき、これがあれば二次試験対策は不安にならなかったかなと思いました。
  • テキスト名:富田葉子のテイスティング虎の巻
  • 著者:富田葉子
  • 値段:4,400円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:私が受験した時は発売されていませんでした。しかし、もし発売されていたら購入したかったです。アカデミー・デュ・ヴァンの講師が執筆したテキストで、評判も良い為、地方の方はこれを購入すれば間違いないと思います。
  • テキスト名:ワインテイスティングバイブル
  • 著者:谷宣英
  • 値段:2,860円
  • おすすめ度:◎
  • テキスト名:ワインテイスティング
  • 著者:佐藤陽一
  • 値段:2,860円
  • おすすめ度:◎
  • テキスト名:ワインテイスティングの基礎知識
  • 著者:久保將
  • 値段:3,300円
  • おすすめ度:◯
  • テキスト名:必勝マニュアル
  • 著者:松岡正浩
  • 発売日:8月中旬
  • 値段:6,600円
  • おすすめ度:◎
  • コメント:購入は「ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ」のサイトで8月中旬ごろに案内があるので、それからメールで申し込みをして下さい。この教材は何十回も読み込みました。

2次試験対策の参考サイト

1次試験対策と同様、インターネットのサイトで一番見たのはこちらのサイトです。2次試験対策のブドウ品種ごとの回答のパターン化は本当に助かりました。

1次試験対策ではまったく見ていなかったのですが、2次試験対策では用語の選択の考え方は参考にさせていただきました。

どちらのサイトも、試験対策としてどうするべきかを中心に解説しているので、市販の書籍より記憶に残りやすかったです。

YouTube動画

アカデミー・デュ・ヴァンの2次試験対策のサンプル動画がYouTubeで公開されていて基本品種のみ見ることができたのですが、実際のワインの色合いを見ながら外観の表現が勉強できて助かりました。

これなら他の品種も動画を見てみたくなりますよね。
赤ワイン編

白ワイン編

テイスティング用お勧めワインリスト

今回紹介する2次試験対策のテイスティング用おすすめワインリストは、一般的に流通しているワインの中から、お手頃価格でありながら、品種や産地の特徴が感じられるワインを選びました。

インターネットで買うと、家まで持ってきてくれるので絶対オススメ。自分で買って帰ると3本までが限界ですwww

赤ワイン編

白ワイン編

テイスティング用ワイングラス

ワイングラスはINAO国際規格テイスティンググラスを購入してください。ワインエキスパートは最低4脚は用意する事をオススメします。

二次試験当日はこのタイプのグラスが使用されるので、インターネットで購入すると良いと思います。

このグラスはワインの特徴を捉えることに向いています。是非、揃えて下さい。

また、補足情報ですが、このグラスは高級ワインを美味しく飲むのには適さないのですが、ワイン個性が少ないディリーワインだと、小さなグラスのほうが美味しく感じることも多いので、そういう実験をしてみても面白いです。

小瓶を使用した比較テイスティング

テイスティングを上達するには、ワインを比較して、ブドウ品種の特性を覚える事になります。

しかし、一人で比較試飲をするためには、何本も同時にワインを開ける必要があります。そうすると冷蔵庫やセラーで保管しても場所を取ってしまい中々大変です。

ワインを小瓶に小分けして保存すると、ブラインドテイスティングの練習を楽しんで出来ますし、保管場所も少しは融通が効くようになります。

また、ワインスクールに通う方達は、小瓶を交換しているそうです。他人が購入したものなので、完全に銘柄がわからないので、良いアイデアです。

という事で、私も小瓶を使ってワインを小分けにして比較テイスティングを実施していました。

小瓶を使う・使わないのどちらを選択したとしてもテイスティングの練習では、1種類ではなく、複数の品種で必ず比較することが重要です。小瓶3本まで飲める方であれば、赤3本または白3本で比較するとか。4本いける方は赤2本、白2本でもOKです。

小瓶

小瓶は楽天の「いれもの屋」というショップのSL-100という型の90本セットを買いました。当然フタつきです。10本セットからあるので本数は選べます。

ラべルフォーマット

ワインの銘柄、ぶどう品種などをラベルフォーマットに書込み、プリンターで印刷した紙を折りたたみ、小瓶に輪ゴムでくっつけておくと、後にテイスティングをした時に答え合わせが楽になります。

ラベルフォーマットは、とみわいん.comのものをカスタマイズしたので、使ってみてください。

ラべルフォーマットをクリックしてダウンロードして下さい。

テイスティングセミナーの活用

私は一次試験の勉強はやれば必ずできると思っていましたが、2次試験対策は経験がない分、苦労する事は目に見えていました。

そのため、何らかの対策を立てる必要がありました。幸い都内で働いていることからセミナーに参加する事は可能でしたが、どこのセミナーにするかが悩みの種になりました。

試験対策を掲載している、ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざの管理人の松岡先生が、都内でセミナーを開く事を知り、早速申し込みをしました。

独学でやる事を決意したので、ワインスクールは通わないでやってみようと思ったのと、松岡先生のご指導が気に入っていたのが選んだ理由です。

結局セミナーは2回参加させていただきました。やはり同じワインを前にプロから語られる言葉を実際に聞きながらテイスティングをすると、自分の感覚との差を修正できたので、有効だったと感じています。

地方の方で参加が難しい場合は、プロがテイスティングコメントを付けたワインセットを購入する事をオススメします。

出来れば動画解説があるものだとより良いですね。アカデミー・デュ・ヴァンに販売されているようです。

テイスティングの練習ができるお店一覧(東京限定)

それほど多くのお店に行った訳ではないのですが、良かったお店を紹介します。都内の方でしたら、ご参考までに行ってみてください。

場所 店名 URL
恵比寿 ワインマーケットパーティ

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恵比寿 wine@EBISU

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恵比寿 ワインバー・エム

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有楽町 ヴィノス・やまざき

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広尾 エノテカ

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赤坂見附 nomuno

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銀座 GOSS

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試験当日の模様

試験当日の朝はいつもと同じ時間に起床して、出勤の準備をしました。

いつもと違うことは歯磨きだけ。歯磨きは歯磨き粉を付けずにやりました。ココは重要みたいです。

それと朝ごはんは、塩おむすびを1個食べました。お腹いっぱいだと嗅覚が研ぎ澄まされないのではないかと思って控えめにしました。根拠はないです。笑

あと飲み物は、水だけを取るようにしました。ただの気休めにしかならないので、どこまで効果があるのかは不明です。笑

試験会場に着くと、すごい人でごった返していました。トイレだけは事前に済ませておきましょう。

試験会場に入るとワイン🍷がセットされているので、オリエンテーションが始まるまで凝視してました。

白は淡い系、赤はやや濃い系、その他は琥珀色でした。回答用紙を透明の袋から出すように指示があったので、ぶどう品種の選択肢を真っ先に見ました。

白はアリゴテ!?トロンテス!?アルバリーニョ!?などドキッとする選択肢がありました。。その他は赤も含め、それほど想定外の選択肢は無かったです。

最初の白は粘性が高く、香りが少し取りにくかったのですが、少し青っぽい感じと、グレープフルーツなどの柑橘系の香りをとる事ができたので、ソーヴィニヨン・ブランで確定。ニュージーランドの一択で迷わず回答。

白に2品種目はかなり淡い、無色ともいえる色合いから、甲州、ミュスカデのいずれかで決まり。丁子の香りを取れたので甲州で決まり。

白は迷いなく進める事が出来ました。

問題は赤です。

赤は1品種目は少し濃い感じで、香りは熟成感を感じました。うわー、ピノ・ノワールにしては濃い、サンジョベーゼにしては明るいなどと迷いまくりました。

熟成が凄く進んだピノ・ノワールが近いのかなと思いました。ただ、このワインは後々考えるとセオリー通りサンジョベーゼしかありません。コメントはしっかり取れていましたが、生産国、ぶどう品種は落としました。この辺は実力が足りない所なんだなと、試験後に認識しました。そもそも、熟成したピノ・ノワールなんて高くて受験者分を揃えるのは難しいという事情を考えればあり得ない回答だなと反省。

赤2品種目は、全くわかりません。やや濃い色合い。カベルネ 、シラー、サンジョベーゼ、テンプラニーリョのどれかで迷いました。アメリカンオークの香り、しっとり感も無いためテンプラは除外。シラーの渋みは感じない為、除外。

新世界カベルネ 、イタリアのサンジョベーゼのどちらかで迷いました。結局、果実の酸味を感じサンジョベーゼを選択しましたが、正解はカベルネだったので、回答は微妙でした。

サンジョベーゼは少し田舎っぽいカベルネ ・ソーヴィニヨンとも言われるので、コメント自体は大外しはしていませんでした。

最後は、全く対策しなかったその他リキュール類です。飲んだら一発で紹興酒だとわかりました!!紹興酒以外は多分答えられないと思っていたので、ラッキーな問題でした。

天が味方するとはこういう事なんだなと思いましたwww

最後に、マークミスをチェックして終了です。

意外にも時間は余裕がありました。赤は2品種目は少し残念でしたが、運が良かったせいもあって、実力の割には出来た方かなと思います。

あと、大半の人は気にもしなかったかもしれませんが、マークシートを塗り潰す楕円がかなり小さ目でした。

そして複数マークする項目は、何個マークするか解答欄に記載があるのですが、その字も小さいので、年齢的に上の方はさぞかし見にくいだろうなぁと思いました。

2次試験会場で役立つかもしれない裏技

全ての会場で役立つことを約束できませんが、試験会場がオープンすると、会場によっては、リキュール類の色がハッキリと見える事があるそうです。

そして、色を見たら参考書、テキストから該当しそうな物を事前にチェックしてから会場に入ると良いそうです!

ちなみにニューオータニは、外からその他リキュール類の色はほとんど見えませんでした。笑

効果があったと思う2次試験対策方法

方法論としては、コレが良いよという事は正直書けなくて、今でも模索中で教えていただきたいぐらいです。笑

ただ、8月以降は、ほぼ毎日何らかのテイスティングは続けていました。しかし、自分で買ったワインすら当てることが出来ませんでした。

ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざの、必勝マニュアルを購入してから、頭で理解すると、少しずつ体でも理解が出来た?慣れた?ように思います。

最後の追い込みは、必勝マニュアルばかり熟読していました。

試験対策以外に読んだ本

試験は長丁場なので、たまには気分転換も必要です。試験勉強に飽きてしまったら、少しでも試験に役立ちそうで、興味を持った以下の本を読んでいました。

  • テキスト名:言葉にして伝える技術 ソムリエの表現力
  • 著者:田崎真也
  • おすすめ度:◯
  • コメント:ワインエキスパート試験を受ける方は読んでおいて損はないです。試験とは直接的な関係はありませんが、重要なテーマだと思います
  • テキスト名:10種のぶどうでわかるワイン
  • 著者:石田博
  • おすすめ度:◎
  • コメント:試験にも関係するので読む事をお勧めします。テイスティングに役立つワインリストも掲載されているので是非参考になると思います
  • テキスト名:ワインの新スタンダード
  • 著者:石田 博
  • おすすめ度:◯
  • コメント:ソムリエになられる方は、協会の幹部の方の考えを知る機会として、良い本ではないかと思います
  • テキスト名:熱狂のソムリエを追え! ワインにとりつかれた人々との冒険
  • 著者:ビアンカ・ボスカー
  • おすすめ度:◯
  • コメント:ソムリエの修行として、味蕾を磨くために岩を舐めるなど、びっくりするようなエピソードが書いてあって夢中になって読みました。ワイン界の猛者たちをジャーナリストが取材した本当の話なんだそうです。

振り返り

資格を取得した事で、ワインの体系的な知識を習得するという当初の目的は達成出来たと思います。

それと合格した達成感というのは、何者にも変えられない喜びがあります。

仕事に何ら寄与、影響しないものの、ここまで頑張って時間を割いたことは、久しく無かったので、充実した時を過ごせたと思います。

ただ試験勉強の前半戦は、初めて目にする新たなカタカナの用語が盛り沢山で、心が打ち砕かれそうになりました。心を無にして、ひたすらテキスト、問題集を読み進めた事は今では良い思い出です!

二次試験対策では、最後の方はワインに飽きてきた自分がいて、テイスティングをやる事が面倒に思えた事もありました。

その時は小瓶をグラスにジャブジャブ注いで、普通に飲んだくれました。笑

今回は独学で勉強を進めましたが、情報収集の観点やメンタルサポートという点で、共に勉強をする仲間が居ると心強いかなと思う瞬間もありましたが、そこは良し悪しあると思います。結論からすると私は時間の有効活用という点から、不要だったんだと思います。

それと独学で進めた事で取得費用は、ある程度押さえることは出来ました。とは言え、それなりの金額はかかるので、予算感を判断して、受験するか判断された方がいいと思います。

絶対に必要な資格かと言われると、あくまでも愛好家の資格なので、ワインを買ってその分楽しんだ方が良いと思う人もいるかもしれません。この辺の考え方は、人それぞれですね。

かなり大袈裟かもしれませんが、ワインエキスパートぐらい受からなければ、これから向き合う人生のハードルなんて超えられない!と思って、取り組んでみるのも必要なんだと思います!!!

独学で資格取得予定の方へメッセージ

ワインエキスパートは愛好家資格なので、ワイン好きの方が大半だと思います。しかし、私のように全くの素人の状態からスタートする方もいると思います。

そんな方でも、諦めずに毎日コツコツと続ける事が出来れば、必ず合格を手にする事が出来ます。

勉強時間が中々取れない方もいらっしゃるかと思いますが、隙間時間を有効に使って、本気で取り組めば落ちる試験ではありません。

頑張ってみて下さい。諦めなければ必ず合格出来ます!私でも出来たんですから!

最後に

約8ヶ月間、勉強しましたが、合格してこの体験記を書く中でワイン勉強ロスになりかけてます。笑

今後は大好きなワインをまた細々と楽しんでいく日常に戻りますが、テイスティングは品種限定で練習したので、その揺り戻しで珍しい品種を味わってみたい気がしています。笑

なお、5年後にエクセレンスを受けるかは、今は保留という事で。笑

長々書きましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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