モトックスの試飲会「ワールドワインフェスティバル2017春 東京」のレポート

2月7日にモトックス ワールドワイン フェスティバル 2017春 東京に行ってきたのでレポートします。

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Table of Contents

はじめに

TKPガーデンシティ品川 1F ボールルームで18:30-20:30で開催。試飲の参加費は3,500円です。

世界中から集まったワインや日本酒やおつまみなど約200種類の商品が用意されています。

開会15分前で皆さんパンフレットを見て何を飲むか計画を立てていますね。笑

各国から13のワインの造り手たちがやってきました。

★フランス ボルドー地方「シャトー・プピーユ」
ボルドー右岸、カスティヨン地区を代表するシンデレラ・ワイン、プピーユが来日しました。

★フランス ボルドー地方「シャトー・トゥール・ド・ミランボー」
無名だった産地から、今や世界中のワインラヴァーを魅了するワインを造り続ける革命児です。

★フランス ブルゴーニュ地方「ドメーヌ・マルシャン・グリヨ」
銘醸地ジュヴレ・シャンベルタンから伝統を重んじる正統派ドメーヌが来日しました。

★フランス ブルゴーニュ地方「ドメーヌ・マッス」
価格の高騰するブルゴーニュにおいて、魅力的な価格で素晴らしいワインを生み出すマストバイドメーヌです。

★フランス コート・デュ・ローヌ地方「カーヴ・ド・タン」
北ローヌのシラーが魅せる!歴史的銘醸地エルミタージュを代表するワイナリーです。

★イタリア エミリア・ロマーニャ州「メディチ・エルメーテ」
ガンベロ・ロッソで8回連続トレ・ビッキエーリを獲得!ランブルスコ界のトップ生産者です。

★イタリア カンパーニア州「マストロベラルディーノ」
地ブドウの救世主、マストロベラルディーノ。カンパーニア州最高の生産者です。

★イタリア プーリア州「コンティ・ゼッカ」
プーリア州初のスターワイナリー!伝説のワイン、「NERO」が見逃せません。

★スペイン カタルーニャ地方「アクスティック・セリェール」
古木が魅せる高いオリジナリティ。フィネス溢れる地ブドウの数々は見逃せません。

★ギリシャ サントリーニ島「ドメーヌ・シガラス」
世界が認めるギリシャ、サントリーニ島最高峰の造り手。注目の地ブドウ、アシルティコ登場します。

★ドイツ ファルツ地方「ヴァイングート・フォン・ウィニング」
ドイツ最高峰の銘醸畑フォルスター ウンゲホイヤー以下、スターワインが勢ぞろいします。

★オーストリア ニーダーエステルライヒ州「ヴァイングート・シュロス・ゴベルスブルク」
オーストリアの歴史とともに歩んできた、今に続くシトー派修道僧たちのワイン造りで有名です。

★オーストラリア ヴィクトリア州「ソウマ」
ヤラ・ヴァレーの新星、5ツ星ワイナリー。カナダのブラインド試飲でNo.1に選ばれた銘酒、単一畑のシャルドネは見逃せません。

私もパンフレットを見ながら、何から飲もうか考えます。笑

事前情報によると、毎年、開会直後は泡のブースが大混雑するそうです。

さあ!開会です!

ディグビー・ファイン・イングリッシュ・レゼルヴ・ブリュット

まずは、ディグビー・ファイン・イングリッシュ・レゼルヴ・ブリュットから。世界最高峰のスパークリングワインを目指す英国初のネゴシアンによる極上の泡です。繊細でクリーミーな風味、コクがあり分厚いボディが楽しめました。さすがデキャンター・ワールド・ワイン・アワード 2015 金賞だけあります。値段も素晴らしいです。

ディグビー・ファイン・イングリッシュ・ブリュット・NV

次はディグビー・ファイン・イングリッシュ・ブリュット・NVです。デゴルジュマンまでの最低瓶熟期間24カ月ですが、すごい美味しいです!イギリスのスパークリング凄い旨い!

ボーモン・デ・クレイエール・グラン・レゼルヴ・ブリュット・NV

続いて、フランスのシャンパーニュです。シャンパン特有の旨味成分をたっぷり含んでおり、
溶け込んだ酸味と豊かな果実味、ミネラル感と全ての要素がバランス良く整っており、フレッシュな風味が心地よく、後味はスッキリとしています。飲み人を満足させるに相応しい仕上がりですね!

珍しいフランス産の青いスパークリングワインです。アプリコットなどのニュアンスのある香ばしいアロマです。

グレープフルーツの苦味、バランスの良い酸があり爽やかな味わいでした。この色味は、青色1号という清涼飲料水や食品に広く使用されている着色料を全体の0.02%添加しているそうです。

パーティーなどのハレの日におススメです。お値段もリーズナブルですし。

プピーユ アティピック

ペトリュスと張り合った事で注目を集めたフィリップ・カリーユ氏に、ワインをサーブしてもらっちゃいました。

樹齢80年のメルローの古木から造られた非常に複雑で力強いワインです。凝縮したピュアな果実味がガツンときて思わず、おおっと感嘆の声をあげてしまい、カリーユ氏に微笑まれました。

滑らかにして濃厚で、酸もしっかりあり、力強さとエレガントさを両立させた味わいで、余韻も長く素晴らしいワインです。

これは最高に美味い!本日のNo1でした。

シャトー・オー・カルディナル

こちらもシャトー・プピーユから。豊かな口当たりで、バランスもよく飲みやすいのですが、アティピックを飲んだ後に、続けて味わってしまったので、少しインパクトが無かったように感じられました。グラン・クリュなのにもったいなかったかな。

他にもプピーユもいただきました。チャーミングで凄くベリー系が主張してきて明るい感じの味わいでした。

シャトー・トゥール・ド・ミランボー・キュヴェ・パッション

モン・ペラのデスパーニュ家が元々所有していたシャトーです。

非常にバランスの取れた風味でモンペラよりは確実に美味しいです。ブルーベリーを思わせる果実の香りがします。豊かでふくよかな味わいの余韻が長く続く良いワインです。

エルミタージュ・ガンベル・ド・ロッシュ

煙の香りがして、きたコレ!大好きなやつです。笑
スパイスと果実の凝縮感に溢れ、美しい厚みのある構造の感じられるワインです。
これは良いワインだ、拍手!値段もいいけど。笑

エルミタージュ

こっちも良い。

紫がかったガーネットの色調に、濃厚なブラックペッパーの香り。シラーの王道ともいえる一本だと思います。

ジュヴレ・シャンベルタン・オ・ヴェレ

将来ドメーヌを引き継ぐ予定のジャック・マルシャンの息子であるエティエンヌ・マルシャン氏が来ていました。

華やかなベリーのアロマになめし革のような味わい。果実の力強いアタックが印象的でした。

ジュヴレ・シャンベルタン・アン・ジュイズ

チェリーなどを思わせる果実香、煙の香り、ウッディ―な香り、スパイス香などが複雜に豊かに香ります。チャーミングで優しい果実味が広がり、力強いイメージを感じました。

ジュヴレ・シャンベルタン・レミ・スガン

フルーティーな果実味にスパイスのアクセントがあります。ただし、ブルピノの華やかさが少し感じられなかったかな。

シャンボル・ミュジニー・レミ・スガン

果実味は感じられて余韻もありいいのですが、価格ほど・・・

ヴォーヌ・ロマネ・レミ・スガン


ブルピノっていったらこれこれ!
凝縮した力強い果実味にエレガントで長い余韻がブルゴーニュらしさを持つ複雑で魅惑的なワインです。さすがです!

ヴォーヌ・ロマネ・プリミエ・クリュ・レ・ショーム


チェリー、スミレ、華やかで甘く濃密な香り。上質の完熟葡萄が緻密にたっぷりと詰まっていグラマラス。

きれいな酸、タンニンも力強いながらもキメ細かく滑らか。そして時間が経つにつれだんだんと繊細に、エレガントになりますね。これは素晴らしい!

ネロ・コンティ・ゼッカ

本間チョースケさんもお勧めするワインです。

間違いなく旨い!

葡萄の葉や枝の味が感じられ、ネグラマーロの力強い色合いと骨格やカベルネの豊かなアロマと味わいが見事に調和して滑らかな舌触りです。

とんでもないポテンシャルを感じるワインです!!

カンタルピ・リゼルヴァ・コンティ・ゼッカ

やばいです。本日の安旨ワインNo1に決定しました!飲まずに死ぬなよ!

これ以上、書きたくない。笑
とにかくうまい。

コレッツィオーネ・チンクアンタ

鮮やかで濃厚なる赤紫色から、ブラックベリーやプルーンを煮詰めた様な、濃縮した果実味が口の中でじわっと広がります。

バニラなどの樽由来のアクセントが余韻となって、ゆったりと滑らかにも、そして贅沢に広がって旨いです。これは買いですね!

1時間経過


凄い人ですね。自分を含め、皆さん色々なワインを味わって、楽しそうにしています。笑

タウラージ・ラディーチ


パーカーポイント90点の長期熟成に向くワインです。

まだまだ熟成させたほうが素晴らしいポテンシャルを発揮するでしょう。

ピノ・ノワール・サンタ・マリア・ヴァレー

葉を思わせる香りとベリーなどの果実味がいいです。少し獣臭も感じさせる独特の味わい。

カリピノっぽくて、これも良いですね!

ソウマ・ヴィオニエ


今日初めての白。今日は赤を飲みまくる事が目標でしたので、白は後回しにしちゃいました。

リーズナブルなヴィオニエを探してたので、こちらを試飲。

華やかな桃やアプリコットの香りがします。スキッとした酸が良いですね。買いです!

フォン・ウィニング・ダイデスハイマー・パラディースガルテン・リースリング・トロッケン・エアステラーゲ


名前長い。笑
リースリングですね。

ドイツは甘口ワインという先入観がありましたが、至って普通にリースリングしてます。

柑橘系のエレガントさを持ちますが、後味は絞めてきてスキッと爽やかな味わいです。女性好みではないかと思います。

ドメーネ・ゴベルスブルク・リースリング

オーストリア最古のワイナリーです。本日は、オーナーのミヒャエル・モースブルッガーさんがワインをサーブしてくれました。

リースリングしてます。柑橘類、メロンっぽさや、桃を思わせる香りがします。

アルザスと同様にドライで、そしてミネラル分が満載の味わいがしました。

ドメーネ・ゴベルスブルク・グリューナー・ヴェルトリーナー

これはいい!

オーストリアの土着品種のグリュナー・ヴェルトリーナー種を100%使って、スパイシーさとスモーキーさの中にハーブ系の香りが混じりあい、より複雑さ演出します。

口当たりは、もちろんフレッシュ!後口にキリリとした酸がきれいで、甘味はほとんど感じさせません。

あー、美味かったコレも買っとくかな。

甲州テロワール・セレクション・祝


日本のワイナリーから、唯一の参加。

ジョエル・ロブションでも全店が採用したと言われるワインなので、さすがに美味かった。繊細で芯のある渋みが心地よく口に広がりますね。

神の雫・マリアージュの第6巻で紹介されたワインです。

ビストロ9で出されたカジキ入りラタトュイユに合わせたワインとして登場しました。額田王が詠み万葉集におさめられた歌「熟田津に、船乗りせむと、月待てば、潮もかなひぬ、今は漕ぎ出でな」戦いに赴く前のひとときを詠んだ名歌のイメージのマリアージュと表現してます。

さいごに 本日のNo.1ワイン

本日、一番と思ったNo.1ワインは、プピーユ・アティピックです!

そして、安旨ワインNo.1ワインは、カンタルピ・リゼルヴァ・コンティ・ゼッカでした。

メモをとり忘れて、ここで紹介できなかったモノが数本ありました。。。

クジもあったり、お土産ももらえたりと至れり尽くせりで、また来年も来たいと思います。

いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!

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