3人の盗人という珍しい名前の「スリー・シーヴス・ピノ・ノワール」を飲みました。
今日いただいたのはアメリカワイン界で有名な3人がプロデュースしているワインです。
様々なワイン造りや栽培のノウハウを持つ彼らは、畑にもエリアにもこだわらず、ただひたすら良いブドウと、この価格帯で造り得る最高のパフォーマンスを追求する造り手です。
ワインの名前は3人の盗人という意味で、旨いクオリティワインを安く消費者に届けるというコンセプトから、持ってけ泥棒!というニュアンスがワイン名に込められているそうです。
ホントかな?笑
3人の造り手のうち、ジョエルゴットはもともとジンファンデルラバーだったらしく、どんな風な出来栄えなのか楽しみです!
それでは、テイスティング・コメントにいってみたいと思います!
セパージュは、ピノ・ノワール 76%、シラー 18%、プティ・シラー 6%です。
色は、ピノ主体にしては濃い目の赤紫色です。
香りは、ベリー、スパイス、そしてインキーな香りが立ち上がります。印象的なのが、ピノというよりも、ジンファンデルっぽいニュアンスが強く出ています。
味わいは、ジャムっぽい果実感と、甘ったるいキャンディやチョコっぽさが感じられます。酸味が軽いので、少し物足りないイメージを持ちましたが、価格相応なんだと思います。
新世界のピノらしく甘味があるんだけど、キャンディっぽい甘さが原因で少し飽きてくる印象を持ちました。
的確な表現か分からないのですが、作り込まれすぎているイメージがあります。
肉の盛り合わせに、カラメルっぽい甘めのソースと合わせると良いと思いました。
深みはないけれど、平日ならこれで十分かなと思う参考になる一本でした。
ただ、自分の心までは、盗まれなかったかなぁ。笑
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!