4月15日に第3回 日本ワインMATSURI祭 2017@お台場シンボルプロムナード公園に行ってきたのでレポートします。
はじめに
少し時間がたっているのでメモを見ながらのレポートです。
お台場シンボルプロムナード公園で11:00-19:00で開催。
試飲の参加費はプラスチックのカップ代200円をブースで支払って、飲みたいワインを購入します。
北は北海道から南は大分県まで、17都道府県46ワイナリーのワインを1杯300円から飲むことができます。
会場設営が終わり、セレモニーなどの準備をしています。
開会セレモニーが11時を超えてまでやっていたので、少し待たされました感があるので次回開催の改善ポイントになるかと思いました。
開催した直後です。
メディアの方も最初は結構いらしていて、各ブースを回っていました。
メディアの方は、特別チケットを持っていて、そのチケットを渡すと一杯は無料で飲めるみたいでした。いいなぁ!
当日は2017年Miss Wineグランプリの済木南希(さいきなつき)さんがいたので写真を皆さんと一緒に撮りました。
改めてパンフレットの写真を見ると、NWM46総選挙と題してワインの人気コンテストがあったのを忘れていました。笑
酔いが回ってしまって、すっかり忘れていました。
結局、選挙の結果で人気No.1になったワインは何だったんだろう・・・
三和酒類(株)(安心院葡萄酒工房) 安心院スパークリングワイン
読み方は「あじむわいん」といいます。霧深く温度差の激しい三和酒類が所有する「安心院葡萄酒工房」の所在地「安心院町」からきているそうです。
本日はこれを一杯目に選びましたが、大成功でした!まずは、特筆すべき泡のきめ細やかさと、泡の勢いです!
通常のスパークリングワインは3気圧以上、シャンパンは法律で5気圧以上と定められています。
しかし、安心院スパークリングワインは約6気圧!クリーミーな泡がカップをキラキラと装飾してくれます。
香りは、トロピカルフルーツや、トーストを思わせるニュアンスがあります。
むた、広がり豊かな果実味と爽やかな酸味が、キリッして、とても良い辛口スパークリングワインに仕上がっているかなと思いました。
近年は日本ワインコンクールで金賞を受賞し、ジャパンワインチャレンジもシルバーを獲得していて、注目度が俄然高まっています!
是非、お試しあれ!
(株)広島三次ワイナリー 三次シャルドネ・スパークリングワイン
次も泡モノです。
三次ワイナリーは、広島県の北部にある三次市が本拠地です。
こちらも繊細な泡です。
シャルドネらしい熟成した香り、爽やかなグレープフルーツのニュアンスや軽くローストしたナッツの香りがあります。
マンゴーなどの果実などの甘い感じが強く出ています。ナカナカいい出来栄えです。
ボリュームはそこそこありますが、余韻が軽い感じなのでそのへんは今後に期待したいところです。
メルシャン(株) シャトー・メルシャン 長野シャルドネ アンウッデッド
このワインは、長野県北信地区のシャルドネを、ワイン樽を使用せずに仕上げています。
色は輝きのあるレモンイエローです。
柑橘系の香りが立ちこめてからの!甘いトロピカルな香りも追っかけて漂ってきます。控えめながらも実にエレガントです!
果実系の味わいとともに、ほのかな洋梨、杏、蜂蜜のような甘さ。それでいてキリッとしつつも豊かな余韻が素晴らしい。 日本のシャルドネはあまり樽を効かせないほうが良いのかなと思わせるワインですね。
もう少し熟成させて、苦味とアルコール感が融け込めばとても良いと思う。
白身魚などの和食に最適だと思います。
メルシャン(株) シャトー・メルシャン きいろ香
写真を撮り忘れていたみたいですが、コメントをメモってあったので。
青リンゴ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系のキレイな香りがします。そして最後はキリッとした心地よい酸味を感じます。開くと、豊かな香りと爽やかな酸味とややふくよかな果実味があり、均整の取れた印象です。
フレッシュで、かつフルーティーですが成熟度は高いように思います。爽やかで夏に冷やして飲みたいと思えるワインです!
ちなみに、きいろ香という名は、このワインの誕生にあたり醸造指導をしたボルドー大学の富永敬俊博士の著書『きいろの香り』に由来しているんだそうです。
メルシャン(株) シャトー・メルシャン マリコヴィンヤード ロゼ
こちらも写真を撮り忘れていたみたいです。。。コメントがメモってあったので。
色合いはピンクが近いかな。 香りはあまり立っていませんがマスカットやクリームのニュアンスが感じられます。口当たりが優しく、穏やかな酸。この程よい甘味は好きな感じ。丁度良いバランスで美味しいアイテムです!!!
メルシャン(株) シャトー・メルシャン 萌黄
ワイン一年生で日本の甲州を使った白ワインとして紹介されていて、既に飲んだことはあります。こちらのワインはちゃんと温度管理して、大きいグラスで飲むと1000円台のワインとは思えない味わいです!
色合いは輝きのあるレモンイエローです。
レモン、グレープフルーツを思わせるフレッシュな果実味が広がり、口中では樽由来のアーモンド、ヴァニラなどのニュアンスとふくよかな果実味とが調和しますまろやかな酸味と厚みのあるボディが特徴かなと思いました。
辛口でスッキリとして飲みやすくそれでいて中々ボリュームがあって1000円台とは思えませんよ。
(有)ココ・ファーム・ワイナリー 陽はまた昇る
色調は、漆黒となるほどのかなり深い紫色です。香りはカシス、ブラックベリーを感じます。また、フルーティですが、口に含むと、しっかりとしたアタックと酸や渋みががっつり感じられて良いボディ感もあります。余韻はしなやかで長く感じます。きっちりしたタンニンが強めに感じられて、特徴がしっかり出ていて出来は良いなと思いました。
セパージュはタナ 63.4%、カベルネ・ソーヴィニョン 36.6%です。日本ワインでタナを使うケースって、あまり聞いたことが無かったです!参考になりました。
(有)ココ・ファーム・ワイナリー こころぜ
ココファームのロゼワインですが、香りはサクランボ、ストロベリー、ラズベリーを感じます。
味はマスカットベイリーAっぽいチャーミングな感じがします。
個人的にはキャンディーっぽく、かなり甘い感じが苦手でした。。
でも女性は好きな人が多いと思います。
シャトー酒折 ジュエルズ オブ キスヴィン
キスヴィンは、34種類の生食用ヴィニフェラ葡萄を使用した世界でただ一つのワインなんですよと説明を聞きながら飲んでいたのですが、メモもなく味を全く忘れてしまった。。使用している葡萄はいずれも高級葡萄品種ばかりじゃないですか!とかいいながら飲んでいました。。
北海道ワイン 鶴沼ゲヴェルツェ
白桃などの甘く熟した香りと、スパイスの香りが融合した酸のまろやかな感じがしました。あんまり好みではないかなぁ。
女性受けは間違いない。
カーブドッチワイナリー ペンギン
酸がキレイで喉の奥へ抜けると、優しい味わいで美味しい。
この辺りからメモがずさんになってきた。。。
ドメーヌヒデ ラピュータ
写真がなく、コメントも怪しいですが、ベーリーAの香りが素晴らしく良かった。
私が座っていた席の隣の方に、ヒデさんが来てお話しているのを聞いていると、天候不順だった分、自然酵母は活発さを極め、セニエも大胆に行えたという事をお話しされていました。
ちなみにヒデさんのワインは関西で入手するとなるとかなり大変みたいです。
ノーザンアルプスヴィンヤード シャルドネ・アンウッド2016
これは特徴的でした。香りは、樽の無い優しい印象のシャルドネ。石灰っぽさが半端無い!
アタックには香り通りの甘い果実味が一瞬見られるが、キレがあり、果実の柑橘系の軽い苦味とミネラル感が溶け込み全体を引き締めている。
あまりに個性的でびっくりしました。笑
野生酵母を使っているので、こういう変化が見られるのですね。いい勉強になりました。
サントリーワインインターナショナル 岩垂原メルロー
ここで強風ゆえのアクシデント発生!!!
カップが倒れ、せっかくのワインが台無しに!怒
カップを支える下の台が、上のカップをきっちり支えられず強風で倒れてしまったのです!!!
しかも、今回の中で一番高いワインじゃないですかっ!と思いましたが、自分が悪いんだと思い、もう一回買いに行くことに。笑
味わいは、塩尻のメルローって感じですが、もう一回心を落ち着けてゆっくり飲むと、まろやかな感じで妖艶さも出てきてより美味しいです!さすがだ!ポテンシャルを感じますし、もっと熟成したらかなり美味しいですね。
こんなちゃっちいグラスじゃなくて、ちゃんとしたもう少し大きなグラスで飲みたかったな〜。
グラスについては、購入していいからもう少しちゃんとしたものを希望したいです。
マンズワイン 信州カベルネソーヴィニヨン
これは凄い!カベソーの香りと適度な樽香があり、複雑で魅力的な香りに満ちています。
かなり、酔いが回ったとはいえ、このタンニンとしっかりした骨格をもった味わいは抜群に旨いと思いました!!!
蒼龍葡萄酒 グラン甲州
ふるさと納税でもらって飲んだなぁと思いだし、また飲んでしまいました。笑
葛巻高原食品 メルロ&山ぶどう
おみやげワインのようでいただけなかった。。。
井筒ワイン メルロー樽熟
これは大当たり!
ボルドーの王道メルロー(よりはさすがに軽いけれど)みたいに渋み酸味共にまろやかで、がっつり深い黒い果実の香り。
メルローの持つ柔らかな味わいにさらに樽熟成による深み、厚みが感じられる一本でした。
秩父ワイン ちちぶワイン 低温熟し 樽貯蔵 赤
マスカットベーリーAってしか、メモってないので不明。。。
この頃の記憶はだいぶ無いです・・・
ルミエール プレステージクラス テンプラニーリョ
山梨ワイナリーズフェアでも飲みましたが、スパイスが効いた日本離れしたワインです。
ドメーヌ水戸 茨城 八千代 ルージュ
まだ、出来たばかりのワイナリーです。味もまだまだかなと思っちゃいました。
さいごに 本日のNo.1ワイン
本編には書いていないのですが4000円の有料セミナーがあることを当日お隣の方に教えていただき急遽参加することにしました。そのワインの味は別格なので別途、テイスティングコメントを書いたので、良かったら見てください。
本日、一番と思ったNo.1ワインは、味的にも、思い出的にも記憶に残るサントリーワインインターナショナル 岩垂原メルローです!
そして、安旨ワインNo.1ワインは、シャトー・メルシャン 長野シャルドネ アンウッデッドでした。
次回開催に向けて、改善をお願いしたい点があります。
・1点目は、開始時刻は守っていただければと思います。
・2点目は、プラカップではなくグラスにしていただきたいです。どうしてもプラカップならば、私のような不注意モノがこぼさないようなカップにしていただけると嬉しいです!
事前情報では、お値段的に高いと聞いていましたが、このぐらいであれば適正だと思います。
こんな爆風の中、準備していただいた開催者の皆様に感謝し、また来年も来ることを誓いました!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!