力強く、でもどこか気品が感じられる「クライン・ザルゼ・ヴィンヤード・セレクション・ピノタージュ 2014」を飲みました。
クライン・ザルゼはカベルネ・ソーヴィニョンを以前に飲んだ事があり、この値段の完成度であれば、また飲みたいと思い、本日はピノタージュです。これもまた、後で書きますが、素晴らしいんです!
クライン・ザルゼは南アでも最古のワイナリーの一つです。すでに1695年にはワイン造りをしていました。
以前も書きましたが、当時の文献にドイツ系オーナーが所有していたことが記載されていますが、現オーナーのコバス&マリエット・バッソン夫妻が1996年に買い取り以降は家族経営のワイナリーです。直近でのオーナーの経営はちょうど20年を迎えたということなります。
コバス氏は新たに所有する畑を増やして事業を拡大していき、今では敷地内にハイセンスな宿泊施設やレストランを備えるまで大きくなり、また生産するワインはソムリエワインアワード2015や数々のコンクールで賞を獲得するなど、成功を収めています。
それでは、感想です。
色は濃い目のレッド。香りはプラムなどを思わせる赤果実や、ミルク、チョコの風味、皮っぽさ、煙、スパイスなどが香ります。ビターな塩気が印象的です。
比較的強くはっきりした酸を感じ、ミネラルに富み骨格のしっかりした味わいです。タンニンは強く、余韻は長く、骨太でメリハリあり、力強さを感じます。比較的強くはっきりした酸とミネラル感に富んだ、力強く骨太のピノタージュだと思います。
力強さとともにエレガンスをもつこのワインは、旨味の要素が徐々に膨らむので、時間をかけて味わうことをおススメします。
味のメリハリが良く、赤果実の濃厚さとスパイスの感じが、ステーキを欲してしまいます!笑
こいつはガブガブ呑んでバクバク食べるのに適した、デイリーのピノタージュです。この味わいなら、かなり面白く、ケース買いでもOKですYo!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!