南アフリカのマストバイ過ぎて、これから人気が出そうな「クルーガー・ファミリー・ワインズ・ピノ・ノワール 2016」を飲みました。
今日飲むクルーガー・ファミリー・ワインズは、ステレンボッシュ出身のヨハン・クルーガーが所有するワイナリーです。
シャルドネの名手として様々な賞を取ってきたヨハンが、友人の所有する素晴らしいロケーションの畑にピノ・ノワールを植え、新しい取り組みをしています。
アメリカやブルゴーニュでワイン醸造を学び、畑に根ざしたワイン造りを信条として、高品質なワイン造りを行っています。
将来的にビオディナミの方向へ進めていく造り手です。現時点でもセラーで樽の移動を行う際は、満月の日を選ぶなど、こだわりを感じます。
それではテイスティング・コメントにいってみたいと思います!
色は、薄みがかった赤で、若い割に落ち着いた色調で粘性は高いと思います。
香りは、さくらんぼを思わせる甘めの果実香、キノコ、紅茶のニュアンスがあります。煙っぽい感じや、獣臭などが若干あります。
赤果実と甘い香りが主体で、華やかでチャーミングな印象です。
味わいは、風味を伴った適度に濃縮感ある優しい果実味が豊かに広がり、強くハッキリした綺麗な酸と、ミネラルが感じ取れます。
骨格はメリハリがあり、タンニンはピノだけどやや強目です。
余韻は長く、後味に優しい果実の旨味が残る印象です。
複雑味は有りませんが、ニューワールドの新物のお手本となるピノ・ノワールといっても過言ではありません。
一本芯の通った上質のピノ・ノワールを飲みたい方は、是非手に取って飲んでみることをオススメします!!
お値段的にも2000円台のピノ・ノワールとしては非常に優秀です。
また、今飲んでも面白いが、樽が溶け込み複雑さが出てくると楽しみなワインでもあります。
いやー、旨い!この値段のブルピノで勝てるアイテムある!?というレベルで、カリフォルニア、ニュージーランドの生産者とも肩を並べる感じですね!
良いの見つけた、マイナーなうちに試してみてね!!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!
ピノ・ノワール[2016]クルーガー・ファミリー・ワインズ(赤ワイン)[S]