ボルドー格付け第2級の「シャトー・モンローズ」を飲みました。
シャトーモンローズは、格付け二級シャトーの中でも、特に素晴らしい品質を持つスーパーセカンドです。
シャトーの名前の由来は、かつて、その土地が上の写真にあるヒースに覆われた荒野だった頃、開花すると一面が薔薇色に染まったことから、山と薔薇と言う意味のモン・ローズと名付けられました。
また、同じ村のサン・テステフスのコス・デストゥルネルと、常にライバルの関係と言われています。
シャトーの評価としては、ワイン評論家のロバート・パーカー、ヒュージョンソン共に4点満点中、4点と最高点です。
そして最近モンローズでは、オーナーや醸造部門のメンバーの交代があり、1級昇格を視野に入れた体制づくりをしています。
ワインの評価自体は、使い古された販売の売り文句として「パーカーポイント100点獲得」「スーパーセカンドの代表」が定番です。
それでは、テイスティング・コメントです。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン 65%、メルロー 25%、カベルネ・フラン 8%、プティ・ヴェルド 2%です。
色は、熟成の進んだルビー色です。そして透明感があります。
香りは、凝縮感たっぷりで濃密なプラムなどの赤果実やカシス感がかんじられます。また、バニラ、葉巻、胡椒のニュアンスも感じ取れます。
味わいは、優しい口当たりで、酸味もしっかり感じつつ嫌みのない上品でほのかな甘味が丁度良いです。おー、これは美味しい。
メルローの滑らかさと、カベルネのボデイ感が、クラシカルなボルドーブレンドを体現して、流石は大御所の実力と言わざるを得ません!!!
落ち着いた荘厳な雰囲気があり、まだまだ伸び代を感じさせる所があるので、まだまだ寝かせるべき、と言う人もいるでしょうね。
このクラスのボルドーは、10年以上熟成が必要と言われますが、個人的には5年でも充分、今のみワインとしてイケます!
ただ、ゆっくりと開かせていく、という前提ですが。
荘厳で奥ゆかしさのあるモンローズの扉を開けてみてください!圧倒的な魅力の虜になりますよ!!
おいそれと開けられる値段ではないので、セレブレーション向きですかね。笑
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!
シャトー・モンローズ [2011] <赤> <ワイン/ボルドー>