三島由紀夫が愛し、私も愛した「末げん」(新橋/鳥料理)

新橋にしては単価が高いけれど味は間違いない「末げん」に行ってきました。

こちらのお店は、新橋駅のSL広場を抜けてすぐのところにある創業明治42年の鳥料理の老舗です。

三島由紀夫さんが、子供の頃から家族で通っていて、市谷駐屯地を襲撃する前夜に最後の晩餐を食べた店として有名です。

別に何処に襲撃に行くわけでもありませんが、多くのグルマンが訪問していることを知り、いつかは行ってみたいと思っていたお店でした。

入口には、おもちゃの金魚が泳いでいる水鉢で和の趣を演出しています。

入口は靴を脱いで入ります。

結構キャリーケースが置かれていたので旅行客も多数入っているようでした。

ランチタイムのメニューは、かま定食という鶏挽肉の親子丼と、特製タレにを絡ませて揚げたから揚げ定食と、鶏挽肉に薬味を加えて揚げたたつた揚げ定食の3種類のラインアップですが、唐揚げに決まってるので迷わずオーダー。

店内は、落ち着いた和の雰囲気で、落ち着きのある男女のお客さんが多かったこともありいい雰囲気でした。

10分も待たずに出来上がり、揚げたての唐揚げ定食が配膳されます。

大きな唐揚げ5つ、切り干し大根、鶏スープ、香の物にご飯です。

から揚げには特性ダレで下味がついていて、美味しいね。

既にしっかりした下味がついていますが、更に濃口な味を求める方には、テーブルのソースを少し垂らしてもいいみたいです。

から揚げの香ばしさと、口の中の顎の上にあたる感触が良くて、プリッとした肉の食感が楽しめます。

とてもジューシーで、よくある透明な肉汁がジュワーではなく、奥深い味わいです。

下味のタレと相まってさりげなく、全体で舌にやって来るジューシーさが感無量!!

鶏スープもやさしくいい香り。ズズゥっと飲み干すとホッとします!

今まで食べた鶏から揚げの中で、最高ランクのから揚げ定食でした。

一時期、唐揚げにはまっていたことがあり、毎日のように唐揚げを食べ続けたことがありますが、その中でも最高の味でした。

三島由紀夫さんも、最後の晩餐に来るはずですね!!

唐揚げ定食で1600円は高いと思う方もいるかもしれませんが、この店を素通りすると絶対に後悔しますよ!!

また会いにくるぜ、じゃあな!

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