神戸でドイツワインを専門に扱うインポーターのローテ・ローゼさんの試飲会が開催されましたのでレポートします。
ローテ・ローゼ 東京ドイツワイン販売会の概要
1.開催名 「ローテ・ローゼ 東京ドイツワイン販売会」
2.開催日 6月15日(金)~6月17日(日)
3.会場 ウルトラ スーパー ニューギャラリー
東京都渋谷区神宮前1-1-3
4.時間 6月15日(金)15:00~20:00、6月16日(土)12:00~19:00、6月17日(日)11:00~17:00
5.料金 1,000円
はじめに
ドイツワインは、糖度の高いぶどうを使った甘口ワインが中心というイメージですが、最近は白の辛口ワインも良くなっていて、さらに言うと赤ワインもピノ・ノワールを中心に良いものが出てきています。
ドイツ高級ワイン生産者連盟(Verband Deutscher Prädikats und Qualitätsweingüter:フェアバント・ドイチャー・プレディカーツ・ウント・クヴァリテーツヴァインギューター)のVDPが造るワインは、糖度による格付けから畑の個性への表現へと方向転換を図り、品質がさらにあがっています。
ドイツワインはあまり積極的に飲むことが無いので、今回はいい機会なので試飲会に参加させていただきました。
お昼ぐらいに伺ったのですが、お客さんもそれほど多くなく快適に試飲ができたと思います。
アオラー・リースリング・クラシック
ドイツっぽい旨味を持つリースリング。手ごろな値段ですが食事にも合う一本です。
ヴァイングート・ショット・グラオアーブルグンダー
グラウブルグンダーは、シュペートブルグンダーの突然変異種で出来たルーレンダーと呼ばれていた品種です。酸もありつつ、コクもあります。表記は辛口ですが、そこまで辛口でもないかなと。
ヴァイングート・ショット・ソーヴィニヨン・ブラン・デー・クー・トロッケン
グレープフルーツ、ハーブの香りが豊かで芳醇なソーヴィニヨン・ブランです。これは美味しいです。
ヴァイングート・ベルヒャー・ヴァイサー・ブルグンダー・デー・クー・トロッケン
ヴァイサー・ブルグンダーはピノ・グリの突然変異で、ピノ・ブランと言われる品種です。ハーブや柑橘系のさわやかな香りと酸味があり、こくのあるワインでVDPだけあり品質は流石です。
ヴァイングート・ヨハン・ルック・バッフス・デー・クー
ドイツのバッフスというぶどうで造られたワイン。マスカット系の甘味のあるアロマとミネラルを感じる味わいのバランスがよい中辛口ワインです。フランス品種のブドウで造ったワインを飲んでると、結構珍しい味わいなので面白い一本だと思いました。
アナ・キュヴェー・カビネット・トロッケン
リースリングとブルグンダーの爽やかな酸味と優しい飲み口で飲みやすいです。リースリングを使うとぐっとドイツっぽさが出てきますね!
ヴァイングート・シュロス・ヴェスターハウス・リースリング・トロッケン
酸、アルコールが強めのリースリング。VDPに加入しているだけあって品質は確かな一本です。
ヴァイングート・シャーレス・リヴァーナー・デー・クー・ハルプトロッケン
マスカット香が前面に出てくるものの、爽やかさがあり凄く好印象を持ったリヴァーナーです。
ヴァイングート・シャーレス・ゲルバームスカテラー・デー・クー・トロッケン
辛口なんだけど甘みのあるマスカット香があり、ドイツっぽい感じです。
次からが赤ですが、白を中心に攻めたので赤は少なめです。
ホルツファス・シュペートブルグンダー・デー・クー・トロッケン
酸は程よい感じで、樽が良く効いたピノ・ノワールですが、ピンとこなかったかな。
最後に 本日のNo.1ワイン
試飲できるワインは、50本ぐらい用意されていて甘口は好きでは無いので中辛口までしか試飲はしてませんが、色々なタイプのドイツワインを楽しめました。
日曜日の昼下がりに、ノンビリ試飲出来て非常に満足度が高かったです!!赤ワインの辛口の種類が増えると嬉しいかなと個人的には思いました。
本日、一番と思ったNo.1ワインは、ヴァイングート・ヨハン・ルック・バッフス・デー・クーです!マスカット香がドイツワインらしくて気に入りました!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!