まるでタイムスリップしたような感覚を体験できる「長野屋」に行ってきました。
こちらのお店は、新宿JR東南口の広場正面に面した1階の路面店です。
一等地で1日に何十万人という人が行きかう場所にある割には、目立たず、ひっそりと営業しています。
気になる佇まいながら、なかなか踏み込む勇気がありませんでした。笑
カレー、カツ丼、揚げ物定食が美味しくて、オススメのようです。
久し振りにカツ丼が食べたくなったので、カツ丼をオーダー。でも、意外とカツ丼がいただける店って減ったような気がします。
まず「食堂」という個人経営の店が都内では減った事が原因なんでしょうか。
そして、ちゃんとした蕎麦屋が気取り始めて、カツ丼みたいな丼モノを置かないお店が増えたからと言うのもあると思います。
お腹を空かして店に入り、注文した後にTVを見ながら待つのは本当に楽しい時間ですね。
また、2階からエレベーターで料理が降りてくるのですが、行き来するのを横目で見てしまいます。笑
5分ぐらい待つと、到着です。
気をてらうことが無いオーソドックスなカツ丼です。
頬張ると濃い味で思わず、うんうん、これこれ、昔のカツ丼の味!と孤独のグルメの井之頭五郎さんみたいに、一人で感想を心の中で呟きまくりです。笑
甘くて塩っぱくて、煮汁が染み込んだ東京の味!しみる〜
また、ご飯をかきこんで食べないと、ほろほろと落ちてしまうので、自然と食べる手は急いでしまいます。笑
カツの薄さも丁度良く、玉子の固さも半熟でない所が昭和を感じさせます。笑
この変わることのない庶民の為にある食堂が、また、いいですよね!
寄り添うお新香は黄色く甘いたくわんも、昭和な感じで、おいしいね。
味噌汁も普通!普通である事に価値があり、それが支持されているんだと思います!!!
食べ終わり、店内を見回すと入口の帳場には「食券をお求めください」って貼り紙ありますが、もうそのシステムは無くなった様です。笑
お勘定を済ませ、店を出るとデジタルサイネージやら、派手な看板がきらめく街に、逆タイムスリップしたような違和感を感じてしまいました。笑
現代に無事、到着!
また会いにくるぜ、じゃあな!
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