サン・テミリオンの東側に位置するカスティヨン・コート・ド・ボルドーの「クロ・リュネル」を飲みました。
今日飲むクロ・リュネルは、サン・テミリオンの頂点シャトー・パヴィなど有名シャトーを手掛ける名匠が、コート・ド・カスティヨンで手掛けたシャトーです。
産地はボルドーのドルドーニュ川右岸リブルネ地域の東部に位置しています。
2009年から現在のAOCコート・ド・ボルドーと名称が変更されることになりました。併せてカスティヨンを表記することが認められたため、現在はカスティヨン・コート・ド・ボルドーとラベル表記されています。
こちらの産地はAOCサン・テミリオンに似ていますが、早飲みタイプが中心です。ただ今日のワインは2002年と中々のヴィンテージです。
ちなみにロバート・パーカーにカスティヨンで最も凝縮したワインと高く評価されています。
それでは、テイスティングコメントにいってみましょう!
セパージュは、メルロー 80%、カベルネ・フラン 20%です。
色はがっちりした紫色で、外観から既に重苦しさが伝わります。これは開かないか!?と思わせます。
香りは、スミレ、カシス、ブラックベリーの香りがします。まあ、固いこと。味わいですが、タンニンが強く、正直飲み疲れます。これは飲みきれない!と思いましたので後日飲むことにしました。
次の日飲んでみたのですが、タンニンは柔らかくなり、昨日よりは果実味と酸のバランスが幾分良くなったと思います。それでも、並外れた凝縮感と熟成した剛直なワインというイメージは変わりません。
余韻もがっしりしてて充分な飲み応え。イメージ的には筋骨隆々としたマッチョワインではないかと思います。笑
右岸の樽熟メルローは、とんでもないワインがあることを改めて勉強させられました!
それとコラージュ、濾過をせずに瓶詰しているらしく、澱が半端無いです。
この澱から濃厚さをみごとに証明していただきました!
メルローで久しぶりに、しっかりとしたボディのあるワインに出会うことが出来ました!
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!