アメリカの経済紙フォーブスが、訪問したい世界のワイナリーランキング1位に選んだ「デブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・バンフィ」を飲みました。
こちらのワインは、バンフィのベーシックなブルネッロ・ディ・モンタルチーノです。
評論家のヒュー・ジョンソンは、バンフィはアルコール分が強くてコクがあり、強いフレーバーをもち、タンニンが強く寿命が長く、品質は常に向上していると絶賛し4つ星評価をしています。
また、2010年のオバマ大統領夫人の誕生日パーティーで提供されたり、元プロサッカー選手の中田英寿さんも愛飲しているなどの話を聞いたことがあります。
今日のワインは、バンフィの模範とも言えるスタンダードラインについてテイスティングコメントを出していきたいと思います。
使われているブドウ品種は、皮が厚く、凝縮感のあるサンジョヴェーゼ・グロッソ。
伝統的で優れたフルボディの赤ワインを生み出しているブドウ品種です。
色は、濃いルビーレッドで、レンガのような色合いです。色合いから複雑味がありそうな気配を感じます。
香りは、最初にスモーキーなニュアンスが感じられ、ラズベリー、ブラックチェリー、プルーンなどの果実の香りや、なめし革やタバコを想わせるニュアンスが感じられます。
味わいは、酸は高めながら角が取れ、タンニンはビロードのような滑らかな舌触り。そして丸みがあり、中盤から余韻までの伸びが素晴らしいです。
ガツンと言うよりも、じわじわ旨味が広がって、最後にチョコのニュアンスを伴った苦味が締めます。
ちょっと渋目な味が最近好きなので、コレはドンピシャでハマる味わいです!!!
また、こちらのワインは神の雫という漫画に登場したワインです。
登場シーンは、盲目のピアニスト桧山音葉が探すワインの候補として、本間チョースケがあげたワインとして登場しています。
その中で、「音楽に喩えるならアルトサックスの音かしら。渡辺貞夫さんの吹くスタンダード・ジャズのよう」と表現されていました。
アルトサックスの心地良さ、渋い感じのイメージは比較的共有できるかなと思います。笑
いずれにしても、ボディがしっかりと感じられ、味わいのストーリーも納得出来るアイテムなので、期待を裏切らないことは間違いありません。
いやー、ワインって本当に良いものですよね!さよなら、サヨナラ、さよなら!